全員で、できたぁ!

運動会が終わると、子ども達は「みんなで!」という意識がとても強くなります。それは、単に「1等だった」「負けた」に留まらない、子ども達の育ちの姿だと思います。 そして今日も嬉しいことが。「クラス全員の子が、一人で”横のぼり”ができました」との報告。高い鉄棒の”横のぼり”は、自分の頭ほどの高さまでよじ登る種目です。最近は、「揺さぶられっ子症候群」防止のために、「高い高い」などをする機会が減っている(過度にしてはいけない、というのが”防止”なのですが…)と聞きます。「抱っこまで」の高さまでしか経験したことがない、という状態で幼稚園へ来る子もいます。 そんな子が、自然と湧き上がる怖さを抑え、上を向いて、自分じしんの力で登る。しかも、自分ひとりの力で。 全員が登れた時は、思わずみんなから歓声があがったようです。私もその場にいたら、きっと大きく拍手したことでしょう。友達のことを、「同じ」クラスの仲間として喜べる。とても美しい姿だと思います。