久しぶりのお御堂

昨日は運動会明けで久しぶりのお御堂参りでした。したお話は、大定番、「さるかに合戦」。実は結構長いお話なので、この時期に、しかも丁度柿が色づいてきた頃なので、目を向けて貰うためにもぴったりなのです。さてお話が始まりました「おっ、今日はみんな良く聞けているな」と、すぐ感じました。最後のクラスが入ってすぐ話し始めることで、子ども達はキョロキョロせず、ほどよい緊張を保ったままでお話に入れたのです。子ども達がおもしろがるポイントは昔から大体変わりませんで、柿を育てる場面と猿を一気に懲らしめる場面です。「痛みを感じること」については昨年も書いたので良かったご覧頂きたいのですが、今回私が感動したポイントは他にありました。それは、蟹が柿を育てる所。繰り返しの中で柿が実っていくのですが、「水をあげて、なかなか柿が変化しないのでハサミでちょんぎるぞ!と脅かす」なかで、間を楽しめる子がとても多かったのです。セリフはなし。表情もあまり変わらない。柿をじっと見て、「早く大きくならないか」と思っている場面です。じっと見ているだけなのですが、蟹の気持ちが分かった子どもが多かったようです。子どもの気持ちがザワザワと動き、セリフが始まるとシーンと耳を傾ける。まさに没入している姿、共感している姿が見られました。テレビ・ビデオ全盛の現代ですが、素話の力は本当に大きいものです。「明照幼稚園のみんなに語るよ」というパーソナル性(顔が見えているということ)も良かったのだろうと思います。あー楽しかった。