ヤモリ?イモリ?

朝、園庭に出ていると、年長組の男の子が興奮してやって来ました。「先生、何かいるよ!!見に来て!」どれどれと寄ってみると、ヤモリでした。が今ひとつ確信が持てない…イモリかも。 子どもというのは不思議なもので、面白いモノがあるとどんどん集まってきます。あっという間の人だかり。みな「これ何?」と聞いてきます。いままでの経験から「多分ヤモリだよ。みんなに囲まれてビックリしているだろうから、草むらに返してあげてね」と話しました。男の子はどうやら、勇気を出してつまんで行ったようです。そして、また走ってきました。「尻尾、とれちゃったよ!それがピクピクしてた!」「うん、それはヤモリが逃げるために置いていったんだよ。逃がしてあげた?」「うん、放してきた」。ヤモリもビックリしたことでしょう。 さてヤモリとイモリの違いです。目がまん丸で、前足の指が4本ならばイモリ、さらに「井守」と書くように両生類だそうです。動きが速いのはヤモリ。壁に貼り付いていることも多いですね。こちらは、は虫類です。おっと、切れた尻尾、誰か持ち帰ったかも知れません。お母さんを驚かせないといいのですけれど。