もう、分かるもん

 新年度が始まって2日目ですけれど、子ども達は確かに落ち着いてきた感じがします。新入園の子も、2階になった子も、何だか「もう分かるもん。大丈夫だよ」と言わんばかりの自信。お手洗いを待っている間も、園長にちょっかいを出せるほどの余裕でした。
 年中組では身体測定をしていました。数字とか情報というのは何れも人工のものですが、何かを切り取って表示し、比較するには役立つものです。「お、背が高くなったねー」と言われて嬉しそうな顔が印象的でした。
 年長さんでは、新しい出会いの先でしたが、もう先生の話もよく聞けている姿がありました。その中で園長が「おっ」と思ったのは…
「そこでは、一列に並んでくれると先生嬉しいな」という、感情を絡めた伝え方をしていたことです。
「グチャグチャだと、先生哀しいなぁ」とか「割り込みする子がいると、嫌な感じがするよ」というネガな言い方もあれば、最初の「嬉しいな」「楽しいよね」といった伝え方をすることもできます。主語は先生であっても対象物で話すこともできますね。「そんな事をすると、机も痛いでしょうよ」とか。
 「分かるもん」と言っても、そこには色んなレベルというかタイプがあるのだろうと思います。「ある事を知っている」といったこともありますが、「喜怒哀楽」というような感情面は、何度も似た場面に出会うことで育っていくと思います。
 子ども達が、いつか「そうか、分かるよ。辛いよね」とか言える…他人の気持ちが分かるように育ってくれたら、園長としても嬉しい限りです。