じゃがいも掘り
幼稚園の畑には、年長さんが植えたジャガイモがあり…ました。実は暫く水やりのみの世話だったので、気がついたら虫が…天道虫が…ニジュウヤホシテントウが…大量発生してしまいました。たまたま見に来てくれた植木屋さんが、「あれじゃ、葉っぱから栄養が行かないから、もう育たないよ!」と気がつき教えてくれました。そこで、連絡網で緊急お知らせ!ミニじゃがいも掘り大会を行いました。お知らせが間際だったにも関わらず、10人程度の子ども達が集まってくれました。さて結果は…正直言って、量も大きさも「やったぜ!」という程ではありませんでした。植える時期が遅かったこと、世話が上手くできなかったのが原因だろうと思います。野菜それぞれの種類に合わせた世話(の指導)ができずに、子ども達には悪いことをしてしまいました。 でも子ども達も気づいたと思います。実ったものにはバラツキが大きく、傷ついていたり虫に食われたりした物もかなり多かったことに。そう、お店に出ている「商品」は、収穫量の僅か何分かの一に過ぎないことに(ちょっと難しいかな?)。お百姓さんが作れば歩留まりはずっと低いのでしょうが、0にはならない筈です。子ども達がさり気なく残していった「虫食いのイモ」を見ながら、「これから何を学んでもらえるだろうか」とつい考えてしまう、園長なのでした。