いま何時?

 今日は月曜日。お御堂参りでは「ふしぎな宝下駄」をお話ししました。年少さんも内容をよく理解してくれて、楽しい場面では笑い、ストーリーはちゃんと聞いてくれました。前回ほどの爆笑ではなかったのですが、楽しめたのではないか、そして「欲張りはいけないんだよね」という価値観は伝わったかなと思います。

 さて、その後の園庭では年少組さんが「おおかみさん今何時?」で遊んでいました。先週はホールの中で、一クラスの中のやりたい子が遊んでいたのですが、今日はかなり人数も増えて、「集団遊び」らしくなっていました。
 私たち親世代もいろんな遊びをしてきた筈です。しかし、こういった「伝承遊び」は特にこれからの世を生きていく子ども達が、たくさん経験しておくべきだと思うのです。

①一人で遊ぶことはまずない。年齢制限はない。
②子どもから子どもへ伝わっていく。
③参加しているうちに巻き込まれルールを理解していく。
④道具・玩具などお金が介在しない。
⑤何度も繰り返し行われる。人は入れ替わる。
⑥勝ち負けはあれど、どんどん流動してく。
⑦ルール違反は糾弾されるが、ルールの変更は同意があれば可能。

 …つまり、「子どもらしい遊び」「子どものうちに経験して欲しい要素がたくさん含まれた遊び」です。ルールに従うことから始まり、何度でも参加できて、結果も諸行無常。お金持ちでもそうでなくとも関係なく、男女も年齢も関係ない。事前の予習もほとんどいらない。現場で覚えればいい。そして、「いーれーて」で入り、「やーめた」で出ていく。出入り自由。「どうもお金が絡むと面白くなくなる」と感じている園長からは、もう本当に「遊びの王道だ」と思うのです。

…この話、何度かしていますか?していますね。でも大切にしたいのです。親として「我が子が持っている遊びは、どれだけお金に支配されているのか?いないのか?」を時々気にすることも大切だと思うのです。「となりの欲張りなおじさん(in下駄の話)」のように、自分がお金を得ることばかり求めてしまい、自分が虫になってしまっていることに気づかない…ようには育たないために。