おじさんの教え


 今日は、バザー収益金でのイベント「積み木であそぼう」です。今回で3度目となります。最初に出会ってから8年くらいでしょうか…。開口一番「お互い、無事に年を重ねてきましたね」という感じでした。
しかし、ワークショップは以前よりもむしろ洗練されている感じがしました。それは、彼が経験の中で気づき、学んできたことが積み重なっているゆえだと思います。基本的な流れは変わらないのですが、途中のコメントや表現が少しずつ変わっていました(以前は子どもを持ち上げて、飛行機のように眺めていました。また、積み木おばさんのタイムキープが厳しくなった気がします)。
 先生方の振り返りの中で、「大きな作品に取り掛かっている子どもたちのところに、何度もおじさんが来てくれました。そしてその都度「ここまでの完成を祝おう」と拍手してくれたのです。最後は崩れたり時間が切れたりしたのですが、「途中経過をきちんと評価する」ことは、私にとっても学びになりました」という意見がありました。
 写真をご覧になった方はご存じと思いますが、子どもたちは相当スケールの大きい創作に取り組んでいました。そして、いろんな要素が重なって、崩れたり倒れたり、いろんなハプニングがありました。子どもたちからすれば「完成した・しなかった」という捉えで見ていたかも知れませんが、その経過に意味がなかったとは思えません。それをしっかり指摘し、励ましてくれたのはおじさんでした。
 「ハプニングは起こる。その時どうするかが大切」。それは彼の昔から変わらぬメッセージです。
 このブログを書いているのは、それから数日後ですけれど、年中組の記録に「おじさんの教え」が子どもの中に息づいているのを感じました。
「かるたをしていた。ある子は「自分は取れない」と半ばあきらめ気味だったけれど、ふと”諦めたらおしまい”と口にして、何とか最後まで参加した。結果3枚を取ることができた」ほんの3日前の出来事ではありましたが、あの時経験したことを、もう自分が主体的に活用している。おじさんの言葉と、自分が作った積み木が、いまのかるたを支えている。そんな風に見えたのです。
 「当日楽しい」のは勿論ですが、後になってもその子を支えている。そんな経験を提供してくださった、おじさん&おばさんなのでした。

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