原点から考える

 今日はお餅つきを行いました。「今年の状況の中で、行えるのだろうか…?」は、2学期始まってすぐから悩ましい問題でした。周りの園さんは「そもそも行っていません」「今年は白紙です」というなか、「少なくとも、例年通りにはならないな…」という感じで日々が過ぎていきました。

友達が杵を振るたびに、ピョンと飛び上がる。同じ気持ちで見ているのですね。


 そして、担当の先生方が動き始め、園長としては大枠を定めなければなりません。「やるか否か。行うとしたら、何をすれば園児にとって意味ある会になるのか?」という原点から改めて組み立てることになった訳です。
 結果…今までの「楽しみ方」はかなり諦めることになりました。お相撲さんを招くこともできませんし、園内で試食することもできない。大勢の大人の方と力を合わせる経験にもできない。
 その条件下、「子どもが”お餅つき”と如何に関わるか?」が改めて課題として明確になりました。そうして、「全体を4グループに分け、親子でコーナーを周り、持ち帰りのお餅は手で搗いていないもの」という見学中心の予定を立てました。
 しかし、近日の「新型コロナウイルス感染症新規確認者の増加」により、考え直すことに。結局「登園するのは子どものみ。お餅のお土産はなし」となり、改めて「その中で子どもの経験や如何に?」となりました。
 今回の大きな点は「搗いたお餅を子どもたちが食べない」と、食べることを諦め、それゆえに経験できることを追究しました。結果、子どもたちもじっくりとつく様子を見たり、自分で杵を振りあげたり、繭玉や鏡餅作りをすることができました。
 今年は、「その状況下で何ができるのか?」を考えることが多いですが、今回も結局「条件と目的を定めれば、することは自ずと見えてくる」という感じでした。もちろん職員たちはスゴく頭を捻り、色んなアイデアを出してくれました。改めてお母さん方が今まで行ってくださったご苦労を知ることもできました。来年度の形がどうなるかは分かりませんが、この「原点から考えて実行する」というプロセスは変わらないと思います。