ルロット・オーケストラ

 今日は、ルロット・オーケストラさんにお越しいただき、コンサートを開催していただきました。6月にPTAで開催していただいた、バザーの収益金によるものです。
 「ルロット」というのはフランス語で「屋台」という意味なのだそうですが、まさしく「一軒一軒でも美味しい。屋台村に並んでも楽しい」という感じで、終わった後はどの子に聞いても(どの先生に聞いても)「楽しかった〜!」という答えが返ってきました。
 さて、先生方の記録を読んでいると、「やっぱり、年齢によって、捉え方とか楽しみ方は差が出るものだ」ということが分かります。

 小さい子たちは、「知っている曲が始まると、手拍子をしたり体をゆすったり、終わりの方では踊り出す子もいました」とのこと。最初に「静かに、大人しく聞かなきゃいけない、ということはありません。楽しかったら、歌っても踊ってもいいんですよ」と代表の浜川慎司さんに言って頂き、(先生も)リラックスして参加することができました。
 そして、まさしく「知っている曲がかかると、一緒に歌ったり踊ったり」して楽しみました。時には楽器の音がかき消されるかと思うほど。大いに楽しんだようです。

 2部構成の後半、年中・年長組の様子では、前半とは異なる子どもの様子が見られました。
 ある子は、ヴァイオリンの弓に張ってある毛が切れたことに気付き、心配していました。
 また、楽器の音色の違いに気付いた子もいました。「(弦バスは)胸に響く音だね」と表現した子も。

 総じて、「曲に反応する→音にも反応する」という成長があるようです。もちろん年長組も、曲に合わせて踊る姿は見られます。けれども、よりナチュラルな反応と言いますか、「その場でリアルタイムに反応している」感じでした。

 いまは便利になりましたので、「曲をかけて!」というリクエストがあれば、Youtubeでスピーカーからすぐ流すこともできます。けれど、そんな時代でもなお、「実際の楽器を、生身の人間が演奏している」という熱気…のようなもの…が伝わっていると感じました。

 そういう「音楽としての原点・原体験」ができたのではないか…貴重な体験だったと思うのです。仏教も「教えは教えだけでは伝わらない。人がいないと伝わることはない」と言います。これは、文字のある時代のことですから、今でも本質的には変わらないと考えます。「誰から伝えられたか?」は、人間としてとても大切な要素だと思います。