見る目に注目


 そろそろ夏休みの予定を考えているご家庭もあろうかと思います。「日常とは異なる環境があり、それを知り、見て、体験してほしい」と考えておられる方も多いと思います。
 折角何処かへか出かけても、いつもと同じ本だのビデオだの、その他メディアを通したものばかりでは、意味がありませんものね。ぜひ、「ならでは!」の体験をして欲しいと思います。
 さて昨日は、全員で植物園へ行きました。「お散歩してきまーす」の先で見た、子ども達のいくつかの発見を、先生方の記録からピックアップしてみましょう。

 …池の水面を見ていたAくん。風が吹いて水面が波打っていました。太陽の光がその水面に反射して、時々キラキラとする瞬間があり、それを見つけて「どうしてキラキラするんだろう?」とみんなに伝えて歩いていました…。
 職員室でその話が出ると、先生方から「私も見た!私も聞いた!本当に綺麗だった!」と共感の声。「あの瞬間の太陽とか風の具合とか、本当に条件が揃っていたんですねー」。その瞬間、同じ場所の景色を共有したからこその感動ですね。本人も周りも、きっと嬉しかった事でしょう。

 …大きな木の根元に穴のような所があって、子ども達は「誰かいますかー」「おーい、トントン」と呼びかけていました。担任が「静かにしていると、何か聞こえるかもしれないよ?」と言うと、みなシーンとして木の幹に耳を押しつけたりしていました。「コツってきこえた!」「ポチンって音がする!」など、子どもなりに表現しながら大喜び。みんなで木の不思議を楽しみました…。

どちらも、お散歩しながら「子ども達の見る目」が育っていることを先生もみとめ、同じ目線で楽しんでいる姿だと思います。「幼児期は五感を活用する活動を」というのは非常に重要なことと思います。特に男の子は「ボーッとしている時間に何かを得ている」とも言われますので、「いい目をしているね!」は、とてもよい状況かつとてもよい褒め言葉だと思いますよ。