手放して届く

 21日が敬老の日ということで、幼稚園では「敬老の葉書」を作り、投函する活動を行いました。今年度は特に帰省できなかった方も多かったと思い、例年とはことなり「2枚作りましょう」と、保護者の皆さんにもご協力いただき、作成することができました。
 昨日と今日に分けて、近くの郵便ポストまで投函に行ったのですが、自分で悠々手の届く年長さんに比べ、年少さんは先生に抱っこしてもらって投函、という子もいて「2年後は、ああなるんだなぁ」と感じたりしました。
 さて、その年少さんの一人が、投函に滞って…というか「手放したくない」という様子でした。メールでもブログ投稿でもそうですが、「投稿する・公開する」というのは一種「自分の手を離れる」という感覚があります。「文章はこれで失礼がないだろうか」「文意がちゃんと通じるだろうか」とか「何か問題視されないかしら…」といった、余韻とも違うのでしょうけれど「別れ」のような寂しさ…といえば大げさですが、「自分の所有から離れていく」感覚です。
 大人の目から見れば、「出さなきゃ届かないじゃない」と思うのですけれど、それは郵便の仕組みを知っているからで、目の前で起きていることは「自分の手紙を手放し、箱に入れる」訳ですから、裏のストーリーを知らなければ彼女のような気持ちはむしろ自然なのかなぁ、とさえ思います。
 連休を挟むことから、普通郵便の到着が間に合わないかも知れませんが、どうぞお楽しみに。届きましたら、「はがき、ありがとうね」の一言でも、お返事いただけると子どもたちも嬉しいだろうと思います。