楽しんでもらいたい


 今日は、尚美ミュージックカレッジから、学生さんの「卒業制作」ということで、「うたのコンサート」公演を行ってもらいました。幼稚園としても初めてのオファーを受けた訳ですが、なかなか不思議なご縁からでした。詳しくは割愛しますが、「自分たちの作品を発表する場」として、探し・交渉し・リハーサルして当日に臨んできました。ちょうど二十歳位でしょうか。その年齢なら私も学生でしたが、そんな行動力はなかったと思います(もっと内向きのことばかりしていました)。
 イマドキの若者が幼稚園児と触れ合う機会は、そう多くないのだろうと思います。妹・弟にしても小さすぎて(笑)。どんな反応をするのか?どの程度なら子どもができるのか?どうしたら目を引けるか?騒ぎ出したらどうしよう…。きっと、いろいろ考えて検討しつつ、「おかあさんと一緒」とか見ながら研究してきたのだろうと思います。
 私から見ると「あー、もう少しこのネタで引っ張ってもいいのではないかな?」という部分もあったのですが、子ども達にとっては新鮮で楽しかったようです。一回こっきりの本番。「今日このために!」という意気込みと、「人々を楽しませる」という目標を持って(大袈裟?)演じている彼らは、何だか輝いていました。
 聞いてみると、彼らは「音響・映像学科」だそうで、つまり表舞台に立つべく学んでいるのではないようです。どちらかというと機械相手なのかな…と思ったのですが、「であるからこそ、お客さんと直接触れ合う」のは良い経験になったと思います。
 私も子ども達の前に初めて立った時は、ものすごく緊張しました。「げんこつ山のタヌキさん」しか持ちネタはなく、でも懸命にやっていたのを今でも覚えています。
 彼らが将来どんな道に進むのか分かりませんが、今日のことをひとつの原点のようにしてくれたら、ありがたいと思います。幸い、春日駅あたりに学校があるのですから、道すがらにすれ違うこともあるかも知れませんよ。けれど気をつけていないと分からないかも知れません。普段は動物の格好ではないでしょうから。