虫の目

 このところ、冷え込んできたこともあり、自然の変化が大きいです。園庭の桜の葉が急に色づき、柿の実もおいしそうな色になってきました。
 先生方の記録を見ていると、「葉っぱを集めてブーケのようにしていた」「柿の実を磨いて喜んでいた」などの記述も見られます。「自然の中にいる」だけではなく、「どう関わるか」まで我々は見なければならないと思います。
「鳥の目、虫の目」という表現があります。ものごとは大局的に(上から見下ろすように)見ないと分からないこともあるし、ジックリ詳細に(虫のように)見ないと分からないこともある。自分がどちらで見ているのか、意識できるといいですね…という話です。
 子ども達は、どちらかというと「虫の目」が得意な気がします。経験が大人より少ないからです。であればこそ、ずっとアリの列を眺めたり、葉っぱの門葉を見ていたりするのでしょう(実際、その不思議さや綺麗さに気付くと、私も見入ってしまいます)。
 今回の「お花探し」で、「やぶらん」という植物があります。これ自体、子どもが「ここに実があるんだけど…」と教えてくれたものです。背も低くて小さく、私から見ると「かなりの難問だ。ウヒヒ」だったのですが、子ども達は予想に反してポロポロ見つけて来ます。私が気付いていなかった所に生えているのも!
 大人が見えない、見落としている所もきっちり見ている。価値観に支配されていない子どもだからこそ、「そこにあるじゃん」が素直に見えるのかも知れません。