あっさりした話

jizou3 今日は第2回のお御堂まいり。前回とは打って変わってアッサリした話を選びました。「お地蔵さんの田植え」です。いかにも昔話としてよくありそうな、「お爺さん・お婆さんの田植えを、お地蔵さんが手伝ってくれました。目出度し目出度し」というものです。まぁ無理にデフォルメとかして笑えるポイントを作ることもできるのですが、淡々とした流れで終えました。今日の先生方の指導案に「お御堂での約束を改めて確認し、その方向で行う」という指向があったからです。お御堂は基本的には静かな時間です。前回は初回ということで、かなり意図的に賑やかにしたのでした。
 子どもたちは、素話をよく聞いてくれました。特に子どもウケしそうな仕掛けはなくとも、「なんだか不思議な話」を、そのまま受け取ったようです。「そうして、二人はお家に帰りました。おしまい」に、「短い~」という声が上がったものの、こういうホンワカした話はきっと日本昔話のスタンダードなのだろうと思います。「自分達のできることは努力しますから、仏様(お地蔵様)、よろしくお願いします」に応えてくれる。この信頼感のようなものは、日本人の心性に息づいていると思います。
 ただ、学年やクラスによっては、この単純な話を膨らませたようです。ちょうど八重桜の根の養生をしていて、藁を使っていたようなのです。そこに先生が目を付けて、説明した(らしいです)。目に見えるもの、きっと全てが子どもにとって教材になりうるのだと思います。「教材化する目」というと堅苦しいですけれど、子どもが「何でも遊び道具化する目」を持っているのと同様、持ち続けなければならないと思います。