ちょこっとICT

 時の記念日は、「国民の祝日」ではないものの、なかなか意義深い日だと思っています。というのは「なぜ時計があるのか?時計のあることのメリットは?」と考えると、「人間社会の維持」に深く関わっていると思うからです。
 もっとも、「日本で初めて時計が使われた日」の時計は「物珍しい精巧な機械」だったのだろうな…と思いますが、まぁ一台だけで役に立つものでもありませんよね。
 そう、社会というのは実は、「四六時中いつも一緒にいる」人たちの集団ではなくて、「約束などによってあつまり、また散らばって暮らす」人々によって構成されている訳です。いつも一緒の小集団では、時計の必要はないと思うのです、「おーい、集まれー」で事足りますから。
 子ども達の見るスライド「動物村の時計台」でいみじくも描かれているのですが、「一人一人勝手なペースで生活していては、社会が成り立たない」のです。「いつ集まって良いのか」が分からないのですから。
 構成員全体に対し、ある意味公平に強制力のあるのが時間、そして時間を表現しているのが時計です。「時間を守る」のは「構成員としてカウントされる」要件ですらあると思います。
 そんな訳で、幼稚園にもたくさんの時計があります。子ども達の、時計に対する関心は十人十色。けれどせめて「ちょっと見る目を持って欲しい」と思い、スライドにしてみました。
 今まで行っていた「現物を見せる」と混ぜたのですが、「この時計、どこにあるかな?」という「お花探しゲーム」的な演出をしたので、子ども達も喜んでくれたようです。
 これから「ICTを使った教育を推進する」と言われ、それは「子ども達が操作する」ことではあるのですが、「なるべく本物。仕方なく、最低限度のICT」という基本姿勢は保ちたいと思います。
 私自身としては、機械物が大好きなのですけれど。