雪のお話
今日のお御堂参りでは、「足あとかくしの雪」のお話をしました。雪の降る話というと、すぐ「笠地蔵」を思い出すのですが、今回は異色の、こちらを選びました。
今回は笑いなし、しかも、貧しいお婆さんが他所の食べ物を黙って持って行く話です。単純に「人の物を盗ってはいけません」だけでは済まない心情が 、きっと子ども達にもあるのではないかと思います。
子ども達は、シーンと聞いていて、終わりも「お坊さんは、お婆さんの幸せを祈りました」で切れるので、物足りなかったかも知れません。でも、先日の雪で真っ白に覆われた道を見た子達なら、きっと何か感じてくれるような気がします。