触れたよ

 昨年度に引き続き、上野動物園へ行かれないので「移動どうぶつむら」さんに、幼稚園へ来てもらいました。若干の入れ替わりはあるものの(今回は七面鳥がいませんでした)、基本的に「全部触っていい」動物たちです。
 時間もたっぷり、動物もたくさん、食べ物をあげることもできるので、子どもたちは動物との触れ合いをだいぶ満喫できた様です。事前にしっかり「このように扱うと、動物は嫌がるよ」という例を教えてもらい、実施中にも子ども同士で注意する姿も見ることができ、園長としても嬉しい・有り難い思いでした。「試行錯誤が子どもの行動パターン」だからと言っても、周りの生き物になるべく迷惑をかけない接し方をするべきなのは言うまでもありません。

 さて、日常で子どもたちはどの程度動物との距離感を持っているのでしょう。「ウチで昆虫を飼っています」「魚を飼っています」「動物を飼っています」という方もあれば、「何も飼っていませんよー」というお家もあるでしょう。(特にこの地域では)昔でしたら野良猫とか鳥とか昆虫とか、人間の住環境と動物の存在が近かったと思いますが、その変化は特に子どもにとっては大きな影響があると思います。
 今回、「興味はあるんだけれど、なかなか手を出せないでいる」子がいました。しばらく様子を見ていたのですが、確かに興味はあるようです。先生も気付いて、一番ハードルの低そうな…ヒヨコの所へ行きました。いきなり手を出さずに、暫くは見て、そして友達が持っているのを見て…自分の手に載せることができました!(スモールステップ!)。長い時間ではありませんでしたが、本人が嬉しかったことはピョンピョン跳ねていたことからよく伝わりました。こんなに可愛らしい喜びように触れられて、私も嬉しくなりました。

 自分と異なる年齢の子と接することも自己認識にとってよい経験となりますが、自分と異なる形のいのちに接することも、子どもたちにとって良い影響が大きいことは、間違いないと思います。