信じてる

 過日は運動会を無事行うことができました。ずっと雨予報だったのが、2・3日前から好転して、ついに「曇りから晴れ」になって行ったのは感動的ですらありました。前日までの雨のおかげで土埃も立たず、風も弱くて本当に絶好の運動会日和となりました。多くの方にお越しいただき、喜んでいただけたのは園長としても非常に嬉しいです。
 さて、子どもたちから見ると「一等になる・勝つ」などの「分かりやすい価値観」で動いているわけですが、大人からは「それに止まらない成長」がたくさん見えたのではないかと思うのです。

 年少さんが走っている時の笑顔。全力で動いている時というのは快感があるのですね。年中さんの力いっぱいの姿。クラスの力を合わせて勝ったり負けたりを経験しました。そして年長さんの逞しく責任を感じているような表情。どの種目でも全員の輝いてる姿を見ていただけたのだろうと思います。
 特に私が(今更)気づいたのは、リレーでバトンを待ち、友達を信じて手を精一杯伸ばしている姿です。差はついているかも知れない。けれど絶対に、自分にバトンを渡してくれる。自分はそれを次の子に全力でつなぐ。その信念が姿に現れていたと思います。リレーは誰か一人の勝ち負けではない。みんなで勝ったり、みんなで負けたりする。それをよく分かっている姿でした。

 ウチの運動会種目は古臭いかも知れません。けれど誰でも知っている競技だからこそ、誰でも夢中で応援できる。誰でも同じ気持ちになれる。剥き出しの勝敗はあるけれど、それに飛び込むからこそ味わえる気持ちもある。そういった豊かな体験が、シンプルな競技の中に現れると思います。
 改めて、当日の会場設営から各種目の準備や掃除・後片付け。事前の賞品準備から会場警備、子どもたちの送り迎えまで、保護者の方々には本当にお世話になりました。観覧への制限にもご理解をいただき、誠にありがとうございます。年少さんの保護者の方から見ると、年長ははるか先に見えるかも知れません。しかし、その成長を遂げるのがこの3年間(あと2年間)です。どうぞ子どもたちの育つ力を信じて、これからも楽しみに関わっていただきたいと存じます。ありがとうございました。