明照幼稚園

商店街がやって来た

7月 25th, 2018 | Posted by Sato in 行事 - (商店街がやって来た はコメントを受け付けていません。)
 今年も、竹早教員保育士養成所の学生さんたちが、幼稚園を舞台に「おみせやさんごっこ」を開催してくれました。もう5・6年になるでしょうか。ひと学年全体、約120名で子ども達を楽しませに来てくれます。もともとは、幼稚園で在職している先生が「専門学校の先生から、こういう提案があったんですけれど…」というのが発端でした。いくつかの課題もありましたが、回数を重ねて行く中で考え・調整し、解決しながら続けてくることができました。
 最初は入替もなく、ポスターもなく、BGMもありませんでした。個数だって「何個作ればいいでしょうか?」「はっきり分かりません」というやり取りで始まっていたのです。
 それが、年を重ねる・回数を重ねることでいろいろと解決され、進歩して(また次の段階の問題がみつかり)きたのだと思います。
 幼稚園の「おかいものごっこ」は、年少さんから3回を経験することができます。けれど彼ら彼女らは1回限り。体験している時間は、子ども達よりはるかに短いのです。でも、その中で何らかの成果を出さなきゃならない。「子どもにとって、どんな意味のある時間であったのか?」を見つけなければならない。
 イベントではあるのですが、「ある種の実習」でもあると思います。どうやったら子ども達が寄ってくれるか?楽しめるのか?どんな経験をしているのだろうか?「楽しかった?」はもちろん大切ですが、それだけに留まらないのが、専門家として持つべき目だと思います。
 きっと準備を進める中で、「こうすると良いわよ、去年はこんな感じだったわ、今までにこんな種類があったの。先輩は、この辺りを工夫していたわね」といったアドバイスが沢山あったのだろうと思います。それを受けて…多分、自分たちで考えて、自分達のお店を出したのだろうと思います。
 そうして、やっているその時、その現場で「ああ、こういうことか!」「どういうことだろう?」という発見があったのではないかと思います。それがまた、次年度に生きていく…。
 幼稚園の「お買い物ごっこ」も、長年の経験と先生達の閃きをもって、毎年の活動が決まっていきます。子ども達のように「初めての時は不安で分からないけれど、2回目は自信満々!」というほど身軽でもありませんが、「去年、こうだったんですよね…」をテコに考えていけるのは、結構ワクワクする、楽しいことだと思います。
 彼女ら彼らも、来年には保育の専門家として、子どもの前に立つのでしょう。初心を大切に、けれど「初心から得た物」も大切に、次に活かしていったほしいと思います。

拭く・磨く

7月 19th, 2018 | Posted by Sato in 保育論 | 行事 - (拭く・磨く はコメントを受け付けていません。)
 今日は1学期の「お荷物整理」です。つまり、年少さんにとっては「初めての大掃除」ということに。現代ではなかなか「自分の家の大掃除を手伝った」「引っ越しを手伝った」という経験、しないだろうと思うのですが、この「大掃除」について他国の人に話すと「そうそう、日本は、子ども達が自分の教室とかを掃除するんだってね。凄いね」と言われます…世界的には珍しいのでしょう。
 もちろん「最後まで」とか「全部を」は難しいです。けれど、子ども達は「お仕事」が案外好きです。「大人と同じ」ことが好きです。
 「はーい、ここに砂が残っていますよ−。よく見て確かめてくださーい」とか「あ、ここに埃がある!」とか、いろんなやり取りも聞こえます。「今日は私達、お掃除名人なの!」と、嬉しそうに言ってきた子もいました。
 園長としては「拭く・磨くという動作、日常のどんな所にあるだろうか…」と、ボンヤリ考えたりしました。私はカメラのレンズ(正確にはフィルター)をよく拭き、(着物の時は)襟をしょっちゅう直し、車やバイクを洗車して磨き、時々は食器を洗って拭きます。
 「磨く」というのは、汚れを落とすだけではなく、光らせるという要素があるように思います。ピカピカにするという感じ。でも、食器は「磨く」とは言わない気がします。お椀とか。靴は「磨く」ですから金属とも限りません。歯磨きとは言いますが、「歯を拭く」は変です。うーん、「男を磨く」は…言いますね…。英語では「become more manly」って言うらしい…?です。
 ともあれ、今年の年末には子ども達に「○き磨き」をしてもらい、お持ち帰りができると思います。だいぶ先のことですが、どうぞお楽しみに。
 そして、1学期、みんなの生活を支えてくれた道具や部屋に感謝する、その趣旨を先生達がちゃんと伝えています。家庭ではなかなか区切りが付きにくいかも知れませんが、何かの折には。

バザー御礼 ありがとうございました。

6月 24th, 2018 | Posted by Sato in 行事 - (バザー御礼 ありがとうございました。 はコメントを受け付けていません。)

りねあの先生による力作。

 本日は、PTAのみなさんにより、幼稚園のバザーを開催していただきました。今回で第46回ということで、掛け値なしに「歴史を積み重ねてきた」行事だと感じます。本年度も「PTAみなさんで作り上げたバザー」であり、関係の皆様には心より御礼申し上げます。多分、当初の捉え方と今では変化も起きているのだろうとは思いますが、それに連れて実施するご両親・我々教職員も少しずつアップデートして対応しているのだろうと思います。
 簡単な例では、「3年前まで、先生方が売っていたのはブリックパックだった」のです。ゆえに「ブリックパックを畳んで捨てる手順書」という掲示物がありました。昨日みんなで確認して、「もう不要だ」ということで廃棄にしました。そう言えば、私が覚えている限り…古い園舎でしたが、先生方が頭に飾りを付けて「喫茶店」をやっていた覚えがあります…昭和だったでしょうか。
 私は今日、「全員の方をお迎えする」というミッションで、ずっと入口の所にへばりついていたので、実際の盛況ぶりはあまり見ることができませんでした。けれど、事前に部屋の装飾を見せて頂いたり、時折聞こえる歓声に「ああ、楽しい一日になっているようだな」と安心しました。
 それこそ時代を反映して、「手作り」と言っても相当素晴らしい出来映えの装飾や企画もあります。昔では考えられなかったのではないかと思います。けれども、保護者の方々(と職員も)で「作り上げる」バザーであることは変わりないと思います。幼稚園がひととき、ワンダーランドになったかのようでした。
 「子ども達と、楽しい一日を。私達の手で」というのがバザーの現在の姿だと思います。ご苦労されたことも多いとは思いますが、皆さんで楽しい思い出ができたのではないでしょうか。
 ケガや事故もなく、無事に過ごせましたこと、改めてみなさんに御礼申し上げます。ありがとうございました。

繰り返すから

6月 6th, 2018 | Posted by Sato in 行事 - (繰り返すから はコメントを受け付けていません。)
 「子どもにとって、試行錯誤は大切です」と言い、「繰り返すことが練習の本質ですね」と言いながら、やっぱり大人にとっても同じ事だなぁ、と思う事がありました。
 今日は近くの専門学校から、1年生さんが見学に来られました。この春高校を卒業した方たちが主(我が長女と同学年です)で、もしかすると「幼稚園に入るのは、自分が卒園して以来」という方もあったかも知れません。その方達に、「幼稚園って、こんな場所ですよ…」というご紹介をするのが私の役目。それなりに重責です。
 雨の予報が出ていたこともあり、事前に担当の先生からも「雨の場合は、登園風景の見学をどうしましょうか?」「それに応じてスケジュールはどうしましょうか?」「事前に伝えておくべき点は変更ありますか?」など、事細かなお問い合わせ・ご相談もいただいておりました。
 いざ予定の時間となると、やっぱり雨…。最初の予定では20分程度の見学を考えていたので、その分も私が「何かをして」保たせることに。お話ばかりでは辛かろうと思って、いくつかのワークも用意しました。
 有り難い事に、学生さん達は概ね真剣に話を聞いてくれました。「七・五・三」と言って、「話を聞いて理解しているのは小学生7割・中学生5割・高校生3割」とか揶揄されることもあるのですが、「やはり自分から志望し選択して入った学校では違うんだなぁ」と感心しました。
 私じしん、話す側としても、彼らの授業の様子は分からないのですが、ここ数年かけて園内で行ってきた色々な研修・実習とか、たんぽぽぐみでお母さん方とワークを行ってきたことが使えたのも良かったと思います。グループで話し合って発表したり、実演してもらったり、一対一で語ってもらったりと、いろんな形式を取り入れてみました。
 それにしても、「何回も繰り返すことで上手になる」のは王道ですね。先生方が書いた子どもの記録でも、「先に折紙を完成させた子が、周りの子に教えていました。それも回数を重ねるごとに説明が上手になって。繰り返し行うゆえですね」とありました。
 ともあれ…今日の経験が、彼ら彼女らの将来に向け、何らかの糧になってくれることを祈ります。
 幼稚園の見学はいつでも歓迎です、とお話しましたので、もしかすると今後も来て(遊んで)くれることがあるかも知れません。

考える姿

6月 4th, 2018 | Posted by Sato in 保育論 | 行事 - (考える姿 はコメントを受け付けていません。)
 今日は「時の記念日の集い」。実際には10日なのでかなり前倒しなのですけれども、諸般の事情で…行いました。
 昨年度の「ねはん会」で好評だったこともあり、「幼稚園内にある、大きな時計を集めてスライドを作ろう」と考え、あちこち見て廻りました。今日はお御堂参りもあり、結構バタバタとした製作だったのですけれど、何とか間に合わせることができました。
 原理は「お花探し」と同じで「この時計、どこにあるかな?」というものなのですが、子ども達には「指先ビーム」で「あっちにあるよ!」を示してもらいました。
 その中でも一番難しかったのが「旧園舎の柱時計」です。たんぽぽぐみに通っていた子であれば目にしていたであろう、とは(うっすらと)思うのですが、年長さんは多くが知っていたものの、年少さんで知っている子は少数派でした。
 そこでは「柱時計」という名前で教えたのですが、これがのちのち「考える」きっかけになりました。
 司会の先生が「日本で初めての時計(漏刻)は、こんなに大きかったのです」とか紹介してくれて、全体の振り返りをしていった時のことです。
 例の「柱時計」…を言おうとしたら、子ども達から「ふるどけい!」という声があがりました。先生「うーん、もうちょっと…」 C「大きなふるどけい!」 T「あー…(柱時計なんだけど…)」 C「大きなノッポのふるどけい!」とまで行ったかは定かに覚えていないのですが、子ども達にとって「アレ」は「大きなノッポの古時計」なのですね。
 思えば、時計の分類はかなり実利的というか機能的というか、素っ気ないですね。「腕」「柱」「壁かけ」「目覚まし」「懐中」など。物語がないので、子ども達にはつまらないのかも知れません。
 しかし、子ども達の考えは面白いですね。知っている「大きなノッポのふるどけい」という言葉から、名前を想像していったのですから。「持っている材料から考える」。当たり前のことですが、「材料を与えないで考えよと言っても仕方ない」ものです。私も時々やってしまいます…「自分で考えなさい!」と言いつつ「反省しろ!しおらしくしておれ!」としか意味のない発言を…。
 「考えるためには、材料を集めてから」。両方を合わせて「考える」と呼ぶのかも知れませんが、持っている材料の差が大きい時には、特に気をつけねばなりませんね。

第1回見学会

5月 30th, 2018 | Posted by Sato in 行事 - (第1回見学会 はコメントを受け付けていません。)
 本日は、31年度入園に向けて第1回の見学会を行いました。参加して下さったみなさん、ありがとうございました。幼稚園や先生方の雰囲気を感じて頂けたでしょうか。
 予定では「主活動も見ていただこう」とか考えていたのですが、午前保育ということもあり、朝の園庭遊びをみな長めにとっていたようです…遊びと一斉活動の切り替えの姿を見て頂けたでしょうか。
 朝の会などの姿をご覧になると、「一年であのように育つのかしら…」という不安を覚える方もあるとは思います…が、毎年いらっしゃいます。そして、その子も「今年の年少さん」に含まれているのです。
 途中で「よい姿勢で椅子に座る時間」がありました。担任が一人一人、背中に触れて姿勢を正しています。それを3年間続けて、「良い姿勢を、しようとおもえばできる」まで育つものだと思います。現代では家庭で「よい姿勢でいなさい」と言われることは稀だと思います。学校でもどの程度重視しているのかは分かりません。けれど、「よい姿勢とは、こういうもの」というのを3年間伝え続けて、漸くみんなでできるものです。見学ですと、ついつい「できている」子に目がいってしまうものですが、子どもの育ちは一人一人。「いずれ卒園までには」というスケールで考えております。
 ご家庭が「姿勢なんてどうでもよい」という考えですと、幼稚園とはそぐいません。「幼稚園では、そういう時間もあるよね」という程度の受け止めで結構です。しかし、結構美しいものですよ。子どもが背筋を伸ばして座っている姿は。
 次回の見学会は6月28日です。今回とはまた違った姿が見られると思いますので、どうぞ多くの方にご参加いただければと存じます。

並んで歩くのも

5月 25th, 2018 | Posted by Sato in 行事 - (並んで歩くのも はコメントを受け付けていません。)
 昨日は年長さん、先生と一緒に小石川消防署へ見学に行きました。
「現場で一生懸命働く大人」に触れることも、「消防自動車」を見ることも「消防士さんに質問すること」も、みな「年長さんならでは」の活動でありますが、写真のように「交通ルールを守って歩いて行く」のも目的の一つです。
 実際、幼稚園の指導要領には「社会生活との関わり」という項目があり、「公共の施設を利用する」際のマナーについても、触れるようになっているのです。普段の登園ではどのような場所を歩いているか分かりませんけれど、一応「幼稚園の教育時間の中」ですので、このように歩いています…。
 さて、私が現地で目を見張ったのは「消防士さんへの質問項目」です。「どんな質問でも、全部答えますよ!」と頼もしく言ってくださったのを受けてか、かなりの数でした…そして「およそ目につくもの、全て知りたい!」とばかりの勢いでした。「あれは何ですか?」、「どうなっているのですか?」「どうしてですか?」と聞き方も多彩です。消防士さんの階級章まで聞いていたのは「よく見ているな〜」と感心しました。
 対応頂いた小石川消防署の皆さん、そして訓練で真剣な姿を見せて下さったみなさん、ありがとうございました。戻ってから「自分も消防の仕事に就きたい」と言っていた子もいるようです。

兎と話せる

5月 14th, 2018 | Posted by Sato in 行事 - (兎と話せる はコメントを受け付けていません。)

結構前のめりで聞いてくれます。感謝。

 今日はお天気も回復し、気持ち良くお御堂参りができました。お陰様で、お話選択の幅も増えてきて、今日は新美南吉「こぞうのおきょう」をお話しました。
 お経というのは、通常大人でも子どもでも理解不能なところが多いでしょうけれど、子ども達、結構ここで笑ってくれます。「南無〜無量〜帰命〜礼〜」と、それなりにお経に出てきそうな言葉が並んではいるのですが、話者(私)が「ここは笑っても良いんだが…」と思いながら演じていると、そこを察してくれるようで、誠にありがたいです。
 話の筋としては、兎に教えて貰ったお経を読んで事なきを得るのですが、圧巻は「貰ったおまんじゅうを、兎に分けてやるのを忘れませんでした」という終わり方です。
 今回、そこで一息入れて子ども達に尋ねました。「さあ、帰り道にもう一度、兎さんを見つけた。小僧さんはどうするかな?」…「半分あげた!」と答えた子がいました。何と有り難い事でしょうか。
 その子は、読み聞かせて貰っていたのかも知れません。その場で考えたのかも知れません。どちらか分からないけれど、とにかく「半分あげた」と答えた。きっと彼が小僧さんなら、そうしただろうな。普段の生活を思い出して、園長はそう思いました。
 さて、先日お御堂の障子を張り替えました。現代、室内外を隔てているのは壁やガラスですから、大変珍しいかと思います。「紙が貼ってあるんだよ。だから光が透けて明るいし、風を防ぐこともできる。だけど、指を突っ込んだら破けるからやめてね」とお話しました。
 ともあれ「兎と話せる」は比喩です。「自然のありのままを謙虚に学べる」ということを、言いたかったのです。

卒園式だ おめでとう

3月 20th, 2018 | Posted by Sato in 行事 - (卒園式だ おめでとう はコメントを受け付けていません。)
 今日は卒園式。雨のうえに何だか寒いですけれど、園内は暖かい雰囲気と空気が流れていました。
 朝のお御堂参りでは、保護者の方と一緒にお祈りをしてもらいました。「明るく・正しく・仲良く」の話をして、「What何をするか?よりも、Howどのようにするか?が大切なんですね」ということをお伝えしました…大人の方には。
 それがあってか、式でのお話も、坊さんっぽい匂いがしたかと思います。「仲良くっていうのは、だれか一人が言い出したら残りは異を唱えないという事ではないよ。せめぎ合って・折り合って・一緒にやっていくことだよ」という話をしました。「きっと、君たちの担任の先生がやってきたようにね」…そして、君たちのご両親もね。
 そして、これまた以前どこかで書いた覚えがあるのですが、「私達が協力しなければならないのは、自然の力に対応するため」という話しもしました。実際具体的には「他の動物に対抗する」という事だったのだろうとは思うのですが、この日本の特殊性として「自然の豊かさと、その裏返しとしての自然災害」の話もしました。「イザという時こそ、力を合わせるんだよ」と。今年卒園の子は、もう震災後の生まれです。経験としてはなくても、自然の力については、「知っている私達」が伝えていかなければならないのだと思います。
 手放しの「おめでとう」を言っても良い日なのだろうとは思うのですが、老婆心だか何だか、「幸せになるために知っておくべきこと」であろうと思い、話させて頂きました。
 私は現在、主に3つの「現場」があるのだろうと認識しています。一つは幼稚園。一つはネット。一つはお寺。実はこれら、出会う人たち年代が異なるのです。かつ、あまり重ならない。それらを行ったり来たりしながら、色んな人と話をしていることが、今の私の強みではないかと考えています。年代によって考え方に開きのある分野もある。年代によらず共通した価値観もある。ある方向に向かって、人の価値観が変わりつつあることも感じる。いろんなことを考え・感じながら、これからも柔軟に幼稚園を運営していこうと思います。  子ども達、卒園おめでとう。保護者の皆様、ありがとうございました。みんなが幸せになりますように。

年度終わりの終業式

3月 19th, 2018 | Posted by Sato in 行事 - (年度終わりの終業式 はコメントを受け付けていません。)
 今日は3学期の終業式。小学校でも既に終業式・卒業式を終えた所もあるそうですけれど、本日をもって年度は終了となります。
 「1月から始まった学期の終わりであると共に、年度の終わりでもあります。だから、今度みんなで集まる時は、それぞれ学年があがっています」というお話をしました。幼稚園での1年間は大きくて、「3歳で入園して4歳になっている」は、すでに「1.33倍」ですから各々いろんな成長をとげています。いろんなドラマを経て…。
 「そして、年長さんは幼稚園から小学校へ行きます」というお話で、「服のたとえ」をお話しました。「みんなにとって、"幼稚園”という服が今はピッタリだけれど、もうお兄さん・お姉さんたちには窮屈になってきたんだね。だから、これからはもっと広い世界・広い社会へ行くんだよ」という趣旨のお話です(いつだったかの明照新聞に書きました)。
 そうして、一曲ずつ披露して終わっていくのですが、年長さんが歌うときって、みんな決まって注視するのです。前から写真を撮っても、殆ど全員が後ろを向いている(笑)。それだけの…周りの注目を集めるほどの力がある歌を、歌う事ができるのですね。
 最後には園歌。「幼稚園の(関係ある)全員が、必ず一緒にうたえる」というのは、考えてみればありがたい事です。「みんなの言葉が違ってしまったので、バベルの塔が建てられなくなった(違いましたっけ?)」の反対で、「みんな同じ言葉・同じストーリーを共有している」のは誠に幸せなことです。3月になって、自分の出身高校(今は息子が通っています)の校歌とか、娘の校歌(長女と合わせて12年でした)とか「出席者全員で一つの歌をうたう」機会が多いのですが、その度に何ともジーンときます。

 一緒に歌える歌があるって、いいですね!