明照幼稚園

表層

11月 16th, 2008 | Posted by admin in 保育論
目で見た物事に、子どもは反応する。それは、当たり前の事です。しかし願わくば、その裏にあるストーリーや価値観も、いずれきちんと弁えて欲しいと思うのです。先日の「猿・蟹合戦」。あるシーンだけ取り上げてみれば「青い柿をぶつけられて、痛がっている」「臼に乗られて、痛がっている」と、どちらも痛がっていること自体は違いありません。しかし見ている人たちは、そのシーンの基になるストーリーを知っているので、「可哀想に」「懲らしめられたんだ」と、正反対の感情を持ちます。それは、価値観と言ってもよい事だと思います。 どちらのシーンでも、「痛がって騒いでいる者を見て、笑ってしまう」というのは、表層だけしか見えていない事の表れでしょう。そんな子ども達の様子を見て、暗澹とした気持ちになる方も多いだろうと思います。しかし、もしかすると、これは日常で大人達が表層しか見せていない事の証左ではあるまいか。物事を簡単に・単純にしか教えていないからではないか、と恐れたりもします。


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