明照幼稚園

・・・よかった、

10月 23rd, 2017 | Posted by Sato in 日々の姿 - (・・・よかった、 はコメントを受け付けていません。)
 休園にしないで。
土曜日頃から本格的に悩んでいましたが、昨晩は職員と相談して「登園時間を遅らせてやりましょう」と決定。最近は予報精度の向上とあいまって、連絡網が早く回ることが多いですけれど、今回は結構ギリギリまで待ってのご連絡となりました。
 結果としては、まずまずベストに近い判断ができたかと思っています。職員もほぼ全員間に合うことができ、子ども達を迎える前に玄関の掃除もできました。
 そして…子ども達は「台風一過ならでは」の状況も、たくさん味わっています。銀杏の葉が緑のままで、これほど落ちてくることは他にありません。園庭は水が引いているのに砂場はプールのよう(水はけ、という言葉を教えたいです)。金木犀の花も、銀杏の実も、そしてなぜか柿の種もたくさん落ちている。そしてこの急速な天候回復ぶり。いまどきは「家に居るより幼稚園の方が自然に近い」でしょうから、それだけ自然の動的な(ダイナミックな)営みを感じられたのではないかと思います。
 そして、(我が家も)溜まったお洗濯もはかどる…。
 「幼稚園で示す人生観とは」とか、最近はちょっと難しいことを考えてもおりますが、それは畢竟「自然の捉え方」「他者の捉え方」…各々の持つ理解のストーリーなのだろうな、と思います。より良い(本人の役に立つ)価値観を育てるには、やはり物事の多面性を見せるに如くはなし。家に籠もってボタンを押しているよりも、ずっとエキサイティングな一日を送れると思います。

行きたい・行ってみたい

10月 19th, 2017 | Posted by Sato in 日々の姿 - (行きたい・行ってみたい はコメントを受け付けていません。)
 今日は、年長さんが某大学の学園祭に出展する絵を描いていました。テーマは「行ってみたいところ」…オヤオヤ園長うろ覚えです。「行きたいところ」だったか?この時間になって不安になってきました。
 というのは、描いていた絵を思い出すと「現実に行かれる(行ったことのある)場所」を描いている子もいれば、「空想っぽい(行ったことのない)場所」を描いている子もいたからです。「行ってみたい」には、「もしも実現可能ならば」というニュアンスがあるように感じます…。
 ある子は画面一杯に「宇宙の絵」を。ある子は「雲の上のおしろ」を。「雲の上のお城」というと、テレビで見た「竹田城」とかすぐ思い出してしまうのですが、子ども達は思い思いに道具を使って表現していました。
 幼稚園では、何か「を思い出して」絵を描く機会が多いです。「夏休みの絵」と言えば、「これをしたい!」という事前の希望としてではなく、「これをしました」という結果の報告。それを思うと、「したい!」という括りで描く絵は、何だか新鮮でした。みんな期待を持って語ってくれますし。
 ということで、11月5日に、東洋大学の「白山祭(はくさんさい)」で子ども達の絵が飾られます。キッズコーナーでは遊べるようですので、足を向けてみては如何でしょうか。
 ほほう。調べてみたら「行ってみたい」には「(実現可能か、というよりも)今まで行ったことがない」というニュアンスがあるそうです。英語では「wanto to 〜」と「want to try 〜」みたいな言い分け。勉強になるなぁ。

ハーベスト

10月 18th, 2017 | Posted by Sato in 日々の姿 - (ハーベスト はコメントを受け付けていません。)
 はい、今日は鮮明な写真です。後ろ姿ですけれど…。これ、園庭の「姫リンゴ」を食べているところです。この木は、もう中学生になる子たちが「卒業記念に」と植えたもの。だいぶ大きくなってきて、沢山の実を付けるようになりました。
 園内でできる「食べられる木の実」は、「取ってもいいけれど、取ったら洗って一口は食べる」が原則です。金柑は年に何度か実るのですが、姫リンゴは今が丁度その時期。年少さんで知っている子がいるのでしょうね、一人が取ると続々と集まってきました。甘く熟した実もあるでしょうし、まだ完熟していないものもあったでしょう。でも子ども達は「洗って一口は食べる。座ってね」をちゃんと実践していました。「あまーい」「おいしい!」と大喜びです。
 「自分でもいだ実」って、本当に不思議とおいしいのですね。自分で「食べたい」と表現し、受け止めてもらい、選んで手を伸ばして取る。その一つ一つの行動が、子ども達の経験として学びの基になっていくのだろうと思います。全員が食べられるとも限りませんし、最初の一人はとても勇気の要ったことでしょう。けれど、自分で働きかけ、結果を得ていく。子どもながら、立派なものだと感心せざるを得ません。
 いま、ご家庭では「食事の手伝い」をしている子、どの位いるのでしょうね。「自分で(稼いで)食べられる」は、子育ての目的の1つであろうと思いますが、長い目で見て、それに繋がる経験を、今しているのだろうと思いました。

「失礼します…」

10月 17th, 2017 | Posted by Sato in 日々の姿 - (「失礼します…」 はコメントを受け付けていません。)
 雨が続いたこともあるのでしょうが、職員室にいると、子ども達が(先生と一緒のことも)時折やってきます。
「失礼します…」「はい、どうしたの?」
 いろんなパターンがあるのですが、物を借りに来たり、使いに来たり、相談に来たり。時には「園長先生ごめんなさい…」ということもあります。そんな中、今日は年長さんが度々やってきました。

 「お店(ごっこ)で遊ぶのに、これを使ってもいいですか?」家にあった造花です。「髪飾りを作りたいの」ということで、「どうぞどうぞ、使って下さい。だけど、新しく買う事はないよ。いまある数だけでね」
 「この厚紙の切れ端、使えないかな。どうすればいいかな」

それぞれのお部屋にもある程度の材料はあるのですが、「職員室にしかないもの」もまた、あるのです。材料が多彩ならば、それだけ表現できる事も増えるでしょう。工夫の甲斐もあります。ノックして「失礼します」は勇気の必要な事と想像しますが、その材料を手に入れる過程で経験すること(ちゃんと自分の意思を伝えて、応じてもらうこと)も、また育ちの元であると思うのです。

運動会振り返り

10月 11th, 2017 | Posted by Sato in 日々の姿 | 行事 - (運動会振り返り はコメントを受け付けていません。)
 今日はそれぞれ、運動会の振り返り…で、絵を描いていました。先生方の記録からの抜粋です。

「つなひきをお父さんがしている所」「お父さんと親子競技をしているところ」…ご父兄が出てくる絵が多かったです。なるほど。子どもたちがフィールドに出る競技はむろん多いのですが、子どもたちにとって「お父さんを応援する」「お父さんと一緒に何かをする」ことが印象に残ったのですね。
 「応援する」というと、ついつい「大人が子どもを応援する」文脈を想像してしまうのですが、子どもは実は「応援する」のも好きなようです。自分たちがしてもらって嬉しかったことを、自然と自分からも行うというのは、確かに頷ける話。「応援しなさい」なんて言われたことは絶対にないと思うのですが、確かに思い出してみると「親を応援する子ども」は沢山いました。普段の生活の中では滅多に見られない構図でしょうけれど、運動会ならではの光景の一つですね。
 「そのときの気持ちを思いだして、じっくり描こうね」という声掛けで、表情や足の向き、体の様子を細かく描き込んだ絵も見られました。「印象」を残すのか「説明の挿絵」をするのか、そのバランスは悩ましい所です。しかし、「バナナの匂いは何色かな?」的な「感覚を描く」ことを経験してきた子たちですから、「沢山あった、沢山の人がいた」という説明よりも、「その瞬間の雰囲気」を描くこともできたのではないかと思います。幼児の絵は視点の持ち方に特徴があります。説明しようとする余り、いくつもの視点を混在させたり(中世の絵巻のように)、レントゲンのように「中身が透けて見える」絵を描いたり。「そのときの気持ちや雰囲気」に焦点を当てることで、自然と線もゆっくりになり、迫力ある絵に仕上がったことでしょう。
 「バトンを落としてしまって、ごめんなさい」その一言でシーンとなったクラス。でも、「ううん、怒ってないよ!アンカーしてくれて、ありがとう」の声がみんなから上がったそうです。お疲れ休みの間、その子は気にしていたのでしょうね。けれど、事実として起きたことではあるけれど、一人を責めたりはしない子どもたち。徒競走と異なり、バトンを全員が繋いで行うのがリレーです。「自分のことはやったから、もうお終い。知らない」なんて子はいないのです。それは、あの応援の姿を思い出せばすぐに了解できること。「走り終わって砂いじり」という子は、いませんでした。
 運動会は一回こっきり。けれど、それに至る長いストーリーを、みんな持っているのですね。親に励まされた、誰かに応援してもらった。自分のすることは、「割り当てをやりきる事」だけじゃない。苦しんでいる子を励ます。運動会をきっかけに始まったストーリーも、またあるのだろうと思います。行事というアクセントがあるからこそ、日々連綿とつながる子どもの成長が、フラッシュを当てたようにパッと見えたのでしょう。
 改めまして、運動会開催にあたり、保護者の皆様には種々ご協力いただきまして、ありがとうございました。現地練習に送迎してくださって、ありがとうございました。天気予報を睨みながら、一日の予定をフレキシブルに立ててくださって、ありがとうございました。子どもたちに声援と拍手を送ってくださって、ありがとうございました。
 運動会を経ることで、何かまた、子どもたちは成長していくのだろうと思います。これからも、どうぞ宜しくお願いいたします。

盛り上げていこう

10月 6th, 2017 | Posted by Sato in 日々の姿 - (盛り上げていこう はコメントを受け付けていません。)
 先日、年中組の演技を撮影したのですが、園長はそれで味を占めました。年長の先生に「勢いづけに、ビデオでも撮りましょうか?」と持ちかけたのです。ちょうど先生方からも「実は、撮影をお願いしようかと考えていて」とのこと。息が合ってる?動きですネ。
 さて、先日買ったジンバル。昔は「プロでなければ手が出せない」ものでしたが、今は(比較的)手軽に手に入れられるようになりました。先生方にも「これでユーチューバーデビューできる!」とかハシャいで見せたりして。ええ、夏休みに「イマドキの動画」を見まくりましたからね(鼻息)。今年の「入園説明会ビデオ」は今までとひと味違います。
 そして、無事に撮影が済んで鑑賞。子ども達の視点と、先生方の視点は、やはり違います。「ワー、あそこにボクがいる!」と「。。。」と。この時期ですから、改めて「改善点を洗い出して」は余り行わず、「あっ、今のところ、手がスッと伸びて良かったね」「声が揃ってよかったね」と「盛り上げ重視」です。
 欲しくなりませんか?運動会に間に合うかは分かりませんが、「携帯で撮る」「動きながら撮る」「ズームで撮る」には向いている道具だと思いますよ。ビデオカメラを持っている方は、その手ぶれ防止(とホールド感)には及ばないと思いますが。

ドヤ顔を喜ぶ

10月 5th, 2017 | Posted by Sato in 日々の姿 | 行事 - (ドヤ顔を喜ぶ はコメントを受け付けていません。)
 今日は運動会の総練習。雨で日程は変わりましたが、気持ち良い青空の下で行うことができました。現地までの送り迎え、多少距離がありましたが、ご協力いただき、ありがとうございました。
 子ども達は、大人以上に「見えること」に拘ります(というか、「見えること」が世界そのもの、なのでしょう)。ですから、現場で慣れておくというのはとっても大切だと考えています。もちろん足元にはマーカーとかラインがあるので、それを頼りにしていいのですが(していますが)、それだと足元ばかりを気にしてしまう。
 年長さんではむしろ、「友だちとの間を見よう。足元じゃなく、友だちを見よう」という経験にしたい思惑もあって、「現場でフルスケールを体験しておく」にこだわるのです。
 今日はまた、「他学年の活動をつぶさに見る」機会でもあります。園庭での練習は、予め時間を区切っていますから。何度か一緒に現地練習している年中さんは、年長さんの踊りが気に入ったようで、見様見真似で踊る子が増えてきました。何ともかっこよく映るのでしょうね。また、それを見る当人達はどんな気持ちでしょう。
 みんな、だいぶ自信を持って踊れるようになって来ました。その顔を「ドヤ顔」と呼んで、面白がる人も世の中にはいるようです。けれど、「あー、自信持って踊っているんだな」と素直に喜べる。思わず引き込まれる。そんな観客でありたいものです。
 子ども達は(大人も)、周りからの評価に敏感です。「ドヤ」に替わる言い方、ないもんですかね。

思い通りになる・ならぬ

10月 3rd, 2017 | Posted by Sato in 日々の姿 | 行事 - (思い通りになる・ならぬ はコメントを受け付けていません。)
 今日は運動会総練習の予定でした…けれど、昨日の天気予報で「午前中は雨」というのを見て、延期にしてしまいました。そして今日のお天気。今なんて、日が差して暑いくらいです。
 まことにお天気…思い通りにならぬものです。何よりも子ども達に申し訳ない。今年度はすでに一回雨天中止にしているので、これで2回流れてしまいました…子ども達や先生が、焦らず実力を発揮できる環境を作るのが園長の役目だというのに、情けない限りです。
 しかし、それを撥ねのけるかのように、子ども達は元気に練習を行いました。写真はリレーのバトンタッチなのですが、昨日からお互い作戦を練って、「どうバトンタッチをすればいいのか?」を試行錯誤・練習しているようです。確かに一人ひとりの速さは、そう劇的には変わりません。ドラマはバトンゾーンで起きることが多いです。それぞれの作戦やいかに!?

 先週の土曜日は、自分の娘の運動会へ行って来ました。小学校最後ということで、見事なバトンパスもあり、長縄跳び5分で数を競う競技もあり、親の玉入れにも「最後にして初参加」してきました。籠がかなり高くて2段になっており、「下の籠に入った分は減点」という、恐ろしいルール。6年生チーム、最下位でした(うぅ…)。
 お天気にはどのみちこれからも翻弄されると思いますが、世の中そういうことがあるからこそ、「せめて自分で何とかできることは、やろうよ!」と思うのです。
 土曜日の予報もよくありません…。去年のトラウマもあります…。けれど、精一杯の判断をしていきたいと思います(無理しない)。

そんなやり方が!

9月 27th, 2017 | Posted by Sato in 日々の姿 | 行事 - (そんなやり方が! はコメントを受け付けていません。)
 昨日の動物園をうけて、今日は子ども達、それぞれ表現活動です。ちょうど年中さんでは鈴木先生が来て下さり、「ぞう・フラミンゴ・キリン」の表現を行いました。
 …言い方が勿体ぶっていますね。「描きました」とはちょっと違うな…と感じているのです。作品自体は園内に飾ってありますので、ぜひご覧頂きたいのですが、私が感心したことは他にあります。
 絵の具を使っているのですが、その使い方が「スタンプ・櫛・刷毛(?)」で…ともかく「筆でも指でもない」物を使って模様をつけてあるのです。担任の話によると、その実演を見た時は、子ども達から拍手が沸いたそうです。
 そして、模様のついた紙をちぎって貼り付けて形を作りました。迫力ある動物たちの「表現」がされています。象さんの耳が立体的なのは、誰かが気付いて表現し、流行したのかも知れません。
 ともあれ、「好きに模様を付けて行ってよい」という「躊躇なく始められる」活動で入り、誰もが材料を手に入れて俯瞰しながら作り、「最後に微調整」でたてがみなどを付けるという流れ。さすがプロだな、と思うと同時に「いつか、どこかで応用して表現活動やってみたいな」と思いました。

同じ話を

9月 25th, 2017 | Posted by Sato in 日々の姿 | - (同じ話を はコメントを受け付けていません。)

いもとようこ「さるじぞう」より

 お彼岸の中日(秋分の日)を越えて今日はお天気もよく、子ども達も気持ち良く登園してきたのではないかと思います。週末は、(土曜日に重なった故でしょうが)「運動会が延期になった」小学生達が、お昼頃から結構遊びに来ていました。「あらあら、お墓参りには行かないの?」という感じなのですが、どうも東京に限った話ではなく、地方でも「土曜日に運動会を予定していたが、順延になった」との話も聞きました。「国民の祝日」に行事を宛てるのって、どうなんでしょうか…?
 さて今日はお御堂参り。「さる地蔵」として紹介されていた昔話をしました。
 サルたちからお地蔵さんだと勘違いされたお爺さん。サルの里へ運ばれていきます。途中で川を越えるのですが、その時のかけ声が楽しいのです。「お猿のお尻は濡らしても お地蔵さんは濡らすなよ お猿のおへそは濡らしても お地蔵さんは濡らすなよ」。何とものどかな物なのですが、子ども達は(伝統的に)この部分が好きです。歌詞にしても調子にしても。
 前の園長が好きで、よく話していました。山場に差し掛かると、「どう?面白いでしょう?」と、まさに子どものような顔でニコッと笑います。それに連れて笑い出す子も多かったです。(…ちなみに前園長、元気にしていますよ。)そう言えば、私の今の節も、彼のものと同じ。これだけ変化の激しい時代に変わらず通用しているのですから、かなり普遍的なものなのだろうと思います。
 もしもお家で子ども達がやり始めたら、理事長の笑顔から始まっているんだな…と見てやって下さい。