明照幼稚園

三枚のお札考

10月 30th, 2017 | Posted by Sato in 保育論 | 行事 - (三枚のお札考 はコメントを受け付けていません。)
 今日はお御堂参りで「銀杏が風で随分おちましたね」というお話をしました。先日、年少組の子が「拾いたい〜」との事で、慌ててトングを用意して集めて貰いました。
 朝、お母さんとの雑談の中で、「私が小学生の頃は、学校で拾って洗い、お手伝いをした子は食べられたんですよ」というお話を伺いました。実は今でも、お寺の裏では水に漬けた銀杏が沢山あります。銀杏については子ども達もよく知っていて、「剥くと殻があるんだよ」「中身は緑色なんだよ」と、知識を披露してくれました。
 さて今日は「三枚のお札」。「山姥が出てくるから、怖いと思ったら、お隣の子の手を握ってね。そうすれば多分大丈夫だから」と前振りをしておきましたが…大丈夫でしたね(笑)。
 お話としては皆さんよくご存じのものですが、私が気になったのは「結局、拾いに行った栗はどうしたの?」ということです。なので、そこはオリジナルで「一生懸命逃げてきたので、栗は落としてしまった。後日和尚さんと一緒に拾いに行きました」という結論にしました。
 元々のお話では触れられていないので、「そんなことは本筋と関係なく、どうでも良い」のでしょうけれど、空想遊びとして。命の一大事だというのに、「栗を惜しんだばかりに、山姥の家に戻った」り、「落としてしまった栗を拾っている間に捕まった」はあり得ないでしょうけれど、万が一「目先の事に目がくらんでしまって、優先順位を間違える」ことはイカン!と思ったのです。つまり避難訓練における「戻らない」ですな。
 昔話は、できるだけオリジナルで語るのが良いのだろう…とは思うのですが、時々現代の感覚で自由なツッコミを入れると面白い、ということです。きっと「読書へのアニマシオン」とか「宮川俊彦(とっちゃまん)先生」とか勉強していたのが、私のベースにあるのでしょう。
 今はまた、秋の花が大きなお池を彩っています。黄色いのはツワブキ、そして写真の可憐な花は「ホトトギス」と言います。なんでも「他の植物との競争に弱いため、鉢植えに向いている」そうですが、ウチでは他の植物に混ざって咲いています(植木屋さんの腕によるのかな?)。子ども達がとても関心を示したそうで、慌てて調べてみました。良かったらどうぞ、放課後にでもお越し下さい(戸は閉めて下さいね)。

焼き芋諸々御礼

10月 28th, 2017 | Posted by Sato in 行事 - (焼き芋諸々御礼 はコメントを受け付けていません。)
 去る26日、幼稚園で「焼き芋パーティー」を行いました。お陰様で青空の下、沢山の笑顔を見ることができました。
 いまの「石焼き方式」にしてから10年ほどだと思いますが、今回は前日の雨のゆえか、初期にたくさんの煙と臭いが出てしまいました。近隣の方々にはご迷惑をおかけし、誠に申し訳ありません。
 けれど、子ども達にとって「火の近くはとても熱い」、それを皮膚で感じ、管理されているとは言えガスとは違う「ほのお」も目にし、また熱い中懸命に焼いてくれるおじさん達、そして「時間がかかる」ということ…そういったプロセスを沢山経験することができたと思います。
 現代日本ではフードロス(食べられるように用意したが、結局廃棄されるもの)が非常に多いと言われますが、こうして「沢山の手間と時間がかかって、食べ物が届けられている」事を知るのは、大切なことだと思います。今日のような体験や、「食事のお手伝いをしましょう」というのは、ある意味「自分で稼ぎ、自分の力で食っていく」の下地になると考えています。
 消防署の方や区役所の方ともお話し、指導いただきながら、またご近所の方にもなるべくご迷惑を減らしながら、これからも安全に気をつけて開催していきたいと思います。

お芋運搬車

10月 25th, 2017 | Posted by Sato in 行事 - (お芋運搬車 はコメントを受け付けていません。)

袋の具合の参考にも。

 子どもの様子ではないのですが…。
 今年は「お芋掘り」に行かれませんでした。そして明日は「焼き芋パーティー」。お芋を用意しなければなりません。ということで、園長行って参りました。自家用車で。
 幸い、一回で全部を運ぶことができました。一人分が約3〜4kgとすれば、全体で500kg位でしょうか…。よく載りました。
 雨続きでしたので、農園の方もかなり苦労されているようです。「いくつも予定が変わってしまって、もう11月まで結構ずれ込んでいます」とのこと。笑顔で話して下さいましたが、晴れ間を縫って掘り出し、人数分に分けて下さったのですから、相当大変だったと思います。有り難いことです。下見に伺うと、いつでも綺麗に掃除されており、「芋掘りを楽しんで下さいね」という歓迎の気持ちとやさしさを感じます。
 来年は行けるといいなぁ…。いろんな意味で。

お付き添い御礼

10月 14th, 2017 | Posted by Sato in 行事 - (お付き添い御礼 はコメントを受け付けていません。)

写真がこれしか撮れませんでした…

 金曜日は秋の遠足。今年はバスの都合で運動会から遠足がものすごく近く、忙しい一週間になってしまいました。大変ご苦労様でした、ありがとうございます。
 実は私、園長就任して2年間、秋の遠足で降られてしまったのです(お陰で根強い”雨男疑惑”がありました)。当時は葛西水族園へ行っていたのですが、時間も変更となり「家族でよく行きます」という声もあり、いろいろございまして…現在の「雨天の場合は八景島」となりました。実際に行ったのは、今年が初めてです。「お芋掘り」であれば、それこそ手も足も出なかったでしょうから、行き先の判断としては悪くなかったと思いますが…なかなか難しいものですね。
 私達も毎年、下見にうかがって「去年と異なることはありますか、昼食はどこでとれますか、雨天の場合は何団体が来ますか…?」などリサーチし、「バスを降りたらこのルート、昼食とるならココかココ、困った時の連絡方法はコレコレ…」と、いろんな想定をして臨むのですが、さすが事実は想像を超えますね。あんなに風が通るなんて、あんなに気温が低いなんて分かっていませんでした。下見に行くのは大概夏休みですから、その点の想像ができていませんでした。スミマセン。
 それでも皆さん、何とか工夫して下さって、昼食もとれ、水族館も見学し、無事に帰ることができました。担任の何人かを年長手伝いに入れてしまったので、「先生とあまり会えなかった…」子もいたと思います。申し訳ないです。
 戻ってから反省会をしました。ショーを見せてあげられたこと、立体感のある水槽を見られたこと、「見る」だけでなく、匂いなど五感で生き物を感じられたこと、バスの集合出発に殆ど混乱がなかったこと、トイレ休憩に柔軟な対応ができたこと、そして何より怪我やトラブルがなかったことが良かったです。
 ただ、「雨風があれだけ強い八景島は、なかなか大変でアル」ということもよく分かりました。今後どうするか…悩ましいところです。どなたか、良いアイデアをお持ちであれば、担任でも園長にでも、そっと耳打ちして下さい。
 保護者の皆様には、色々とご面倒もあったと存じますが、時間も守って頂き、「遠足としての行動」をご理解いただき、誠にありがとうございました。全体でお礼申し上げることはできませんでしたので、この場にて御礼申し上げます。ありがとうございました。

運動会振り返り

10月 11th, 2017 | Posted by Sato in 日々の姿 | 行事 - (運動会振り返り はコメントを受け付けていません。)
 今日はそれぞれ、運動会の振り返り…で、絵を描いていました。先生方の記録からの抜粋です。

「つなひきをお父さんがしている所」「お父さんと親子競技をしているところ」…ご父兄が出てくる絵が多かったです。なるほど。子どもたちがフィールドに出る競技はむろん多いのですが、子どもたちにとって「お父さんを応援する」「お父さんと一緒に何かをする」ことが印象に残ったのですね。
 「応援する」というと、ついつい「大人が子どもを応援する」文脈を想像してしまうのですが、子どもは実は「応援する」のも好きなようです。自分たちがしてもらって嬉しかったことを、自然と自分からも行うというのは、確かに頷ける話。「応援しなさい」なんて言われたことは絶対にないと思うのですが、確かに思い出してみると「親を応援する子ども」は沢山いました。普段の生活の中では滅多に見られない構図でしょうけれど、運動会ならではの光景の一つですね。
 「そのときの気持ちを思いだして、じっくり描こうね」という声掛けで、表情や足の向き、体の様子を細かく描き込んだ絵も見られました。「印象」を残すのか「説明の挿絵」をするのか、そのバランスは悩ましい所です。しかし、「バナナの匂いは何色かな?」的な「感覚を描く」ことを経験してきた子たちですから、「沢山あった、沢山の人がいた」という説明よりも、「その瞬間の雰囲気」を描くこともできたのではないかと思います。幼児の絵は視点の持ち方に特徴があります。説明しようとする余り、いくつもの視点を混在させたり(中世の絵巻のように)、レントゲンのように「中身が透けて見える」絵を描いたり。「そのときの気持ちや雰囲気」に焦点を当てることで、自然と線もゆっくりになり、迫力ある絵に仕上がったことでしょう。
 「バトンを落としてしまって、ごめんなさい」その一言でシーンとなったクラス。でも、「ううん、怒ってないよ!アンカーしてくれて、ありがとう」の声がみんなから上がったそうです。お疲れ休みの間、その子は気にしていたのでしょうね。けれど、事実として起きたことではあるけれど、一人を責めたりはしない子どもたち。徒競走と異なり、バトンを全員が繋いで行うのがリレーです。「自分のことはやったから、もうお終い。知らない」なんて子はいないのです。それは、あの応援の姿を思い出せばすぐに了解できること。「走り終わって砂いじり」という子は、いませんでした。
 運動会は一回こっきり。けれど、それに至る長いストーリーを、みんな持っているのですね。親に励まされた、誰かに応援してもらった。自分のすることは、「割り当てをやりきる事」だけじゃない。苦しんでいる子を励ます。運動会をきっかけに始まったストーリーも、またあるのだろうと思います。行事というアクセントがあるからこそ、日々連綿とつながる子どもの成長が、フラッシュを当てたようにパッと見えたのでしょう。
 改めまして、運動会開催にあたり、保護者の皆様には種々ご協力いただきまして、ありがとうございました。現地練習に送迎してくださって、ありがとうございました。天気予報を睨みながら、一日の予定をフレキシブルに立ててくださって、ありがとうございました。子どもたちに声援と拍手を送ってくださって、ありがとうございました。
 運動会を経ることで、何かまた、子どもたちは成長していくのだろうと思います。これからも、どうぞ宜しくお願いいたします。

ドヤ顔を喜ぶ

10月 5th, 2017 | Posted by Sato in 日々の姿 | 行事 - (ドヤ顔を喜ぶ はコメントを受け付けていません。)
 今日は運動会の総練習。雨で日程は変わりましたが、気持ち良い青空の下で行うことができました。現地までの送り迎え、多少距離がありましたが、ご協力いただき、ありがとうございました。
 子ども達は、大人以上に「見えること」に拘ります(というか、「見えること」が世界そのもの、なのでしょう)。ですから、現場で慣れておくというのはとっても大切だと考えています。もちろん足元にはマーカーとかラインがあるので、それを頼りにしていいのですが(していますが)、それだと足元ばかりを気にしてしまう。
 年長さんではむしろ、「友だちとの間を見よう。足元じゃなく、友だちを見よう」という経験にしたい思惑もあって、「現場でフルスケールを体験しておく」にこだわるのです。
 今日はまた、「他学年の活動をつぶさに見る」機会でもあります。園庭での練習は、予め時間を区切っていますから。何度か一緒に現地練習している年中さんは、年長さんの踊りが気に入ったようで、見様見真似で踊る子が増えてきました。何ともかっこよく映るのでしょうね。また、それを見る当人達はどんな気持ちでしょう。
 みんな、だいぶ自信を持って踊れるようになって来ました。その顔を「ドヤ顔」と呼んで、面白がる人も世の中にはいるようです。けれど、「あー、自信持って踊っているんだな」と素直に喜べる。思わず引き込まれる。そんな観客でありたいものです。
 子ども達は(大人も)、周りからの評価に敏感です。「ドヤ」に替わる言い方、ないもんですかね。

思い通りになる・ならぬ

10月 3rd, 2017 | Posted by Sato in 日々の姿 | 行事 - (思い通りになる・ならぬ はコメントを受け付けていません。)
 今日は運動会総練習の予定でした…けれど、昨日の天気予報で「午前中は雨」というのを見て、延期にしてしまいました。そして今日のお天気。今なんて、日が差して暑いくらいです。
 まことにお天気…思い通りにならぬものです。何よりも子ども達に申し訳ない。今年度はすでに一回雨天中止にしているので、これで2回流れてしまいました…子ども達や先生が、焦らず実力を発揮できる環境を作るのが園長の役目だというのに、情けない限りです。
 しかし、それを撥ねのけるかのように、子ども達は元気に練習を行いました。写真はリレーのバトンタッチなのですが、昨日からお互い作戦を練って、「どうバトンタッチをすればいいのか?」を試行錯誤・練習しているようです。確かに一人ひとりの速さは、そう劇的には変わりません。ドラマはバトンゾーンで起きることが多いです。それぞれの作戦やいかに!?

 先週の土曜日は、自分の娘の運動会へ行って来ました。小学校最後ということで、見事なバトンパスもあり、長縄跳び5分で数を競う競技もあり、親の玉入れにも「最後にして初参加」してきました。籠がかなり高くて2段になっており、「下の籠に入った分は減点」という、恐ろしいルール。6年生チーム、最下位でした(うぅ…)。
 お天気にはどのみちこれからも翻弄されると思いますが、世の中そういうことがあるからこそ、「せめて自分で何とかできることは、やろうよ!」と思うのです。
 土曜日の予報もよくありません…。去年のトラウマもあります…。けれど、精一杯の判断をしていきたいと思います(無理しない)。

そんなやり方が!

9月 27th, 2017 | Posted by Sato in 日々の姿 | 行事 - (そんなやり方が! はコメントを受け付けていません。)
 昨日の動物園をうけて、今日は子ども達、それぞれ表現活動です。ちょうど年中さんでは鈴木先生が来て下さり、「ぞう・フラミンゴ・キリン」の表現を行いました。
 …言い方が勿体ぶっていますね。「描きました」とはちょっと違うな…と感じているのです。作品自体は園内に飾ってありますので、ぜひご覧頂きたいのですが、私が感心したことは他にあります。
 絵の具を使っているのですが、その使い方が「スタンプ・櫛・刷毛(?)」で…ともかく「筆でも指でもない」物を使って模様をつけてあるのです。担任の話によると、その実演を見た時は、子ども達から拍手が沸いたそうです。
 そして、模様のついた紙をちぎって貼り付けて形を作りました。迫力ある動物たちの「表現」がされています。象さんの耳が立体的なのは、誰かが気付いて表現し、流行したのかも知れません。
 ともあれ、「好きに模様を付けて行ってよい」という「躊躇なく始められる」活動で入り、誰もが材料を手に入れて俯瞰しながら作り、「最後に微調整」でたてがみなどを付けるという流れ。さすがプロだな、と思うと同時に「いつか、どこかで応用して表現活動やってみたいな」と思いました。

練習が始まりました

9月 20th, 2017 | Posted by Sato in 日々の姿 | 行事 - (練習が始まりました はコメントを受け付けていません。)
 運動会に向けての練習が始まりました。年長さんも年中さんも園庭での練習を行っています。幸いお天気もよく、水分補給と休憩には気を配りながら、動きを確認しつつ踊っていました。
 各学年の「お遊戯」には、それぞれ(例年あまり変わらない)テーマがあります。年少組さんは「とにかくみんなで踊る」、年中さんは「左右も意識しながら、自分で踊りを覚える」、年長さんは「隊形移動をしながら踊る」という感じです。隊形移動の難易度もいろいろあるのですが、「先頭さんについていく」という列の一員としての側面と、「一人一人が止まるべき所で止まる」という2種類の「判断」を伴います。先頭さんは大概、明確な目印に向かえば良いのですが、それ以外の子は「ここで止まる」という判断を各自で行わなければなりません。
 いまのところ、それぞれの踊り(体の動き)を中心に練習していますが、いずれは「全体としての動き」を意識した行動が求められます。その辺り、「一人一人の視野」と「別の視点から見た自分達」ということになるので、得手不得手があるようです。「こればっかりは、ワイドでビデオを撮ってあげて欲しいなぁ」と思う事もあります。

奇跡の合奏

9月 2nd, 2017 | Posted by Sato in 日々の姿 | 行事 - (奇跡の合奏 はコメントを受け付けていません。)
 この投稿をしている日からは遡るのですが。
 28日(月)に、スズキメソードお茶の水センターの先生方・生徒さんがお越しになり、今年も「ミニコンサートと楽器体験」を行って頂きました。もう5・6年になるのかしら…。今年も沢山の方にお集まりいただき、楽しい時間を過ごすことができました。
 その中で特に私が印象的だったのが、「幼稚園の年長さんと、小学校6年生が一緒に演奏する」ということです。2月に私の出身高校ブラスバンド周年コンサートがあったのですが、そこでも「現役中学生とオッサン(私を含む)で1つの曲を演奏する」機会があったのですが、それに匹敵する成り立ち。
 普段は幼稚園と小学校へ通い、共通の話題も余りないかも知れませんが、一緒に演奏する場においては、大切で対等な仲間。どちらが欠けても成り立たない。まさに奇跡の姿でした。
 その後の楽器体験も大変な人気で、全部の楽器を制覇した子もいたようです。生の楽器、やっぱりいいなぁ。
…私もウクレレ練習頑張ろうっと。今は中島みゆきの「糸」を練習しています。