明照幼稚園

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拭く・磨く

7月 19th, 2018 | Posted by Sato in 保育論 | 行事 - (拭く・磨く はコメントを受け付けていません。)
 今日は1学期の「お荷物整理」です。つまり、年少さんにとっては「初めての大掃除」ということに。現代ではなかなか「自分の家の大掃除を手伝った」「引っ越しを手伝った」という経験、しないだろうと思うのですが、この「大掃除」について他国の人に話すと「そうそう、日本は、子ども達が自分の教室とかを掃除するんだってね。凄いね」と言われます…世界的には珍しいのでしょう。
 もちろん「最後まで」とか「全部を」は難しいです。けれど、子ども達は「お仕事」が案外好きです。「大人と同じ」ことが好きです。
 「はーい、ここに砂が残っていますよ−。よく見て確かめてくださーい」とか「あ、ここに埃がある!」とか、いろんなやり取りも聞こえます。「今日は私達、お掃除名人なの!」と、嬉しそうに言ってきた子もいました。
 園長としては「拭く・磨くという動作、日常のどんな所にあるだろうか…」と、ボンヤリ考えたりしました。私はカメラのレンズ(正確にはフィルター)をよく拭き、(着物の時は)襟をしょっちゅう直し、車やバイクを洗車して磨き、時々は食器を洗って拭きます。
 「磨く」というのは、汚れを落とすだけではなく、光らせるという要素があるように思います。ピカピカにするという感じ。でも、食器は「磨く」とは言わない気がします。お椀とか。靴は「磨く」ですから金属とも限りません。歯磨きとは言いますが、「歯を拭く」は変です。うーん、「男を磨く」は…言いますね…。英語では「become more manly」って言うらしい…?です。
 ともあれ、今年の年末には子ども達に「○き磨き」をしてもらい、お持ち帰りができると思います。だいぶ先のことですが、どうぞお楽しみに。
 そして、1学期、みんなの生活を支えてくれた道具や部屋に感謝する、その趣旨を先生達がちゃんと伝えています。家庭ではなかなか区切りが付きにくいかも知れませんが、何かの折には。

いろんな花が

7月 17th, 2018 | Posted by Sato in 日々の姿 - (いろんな花が はコメントを受け付けていません。)
 年長さんの育てている朝顔が咲き始めました。実は今年の種の仕入れ、園長が行ったのですが…種苗会社の「きちんとした」ものだと、結構お高いのですね。7粒で150円位とか、知りませんでした。
 そこで一計を案じ、ネットのオークションを使ってみました。ニッチな、というか市場とは若干異なる品物の流通があるからです。まぁ、いろいろとあるものですね。趣味で栽培して「自家採取です」という方の多いこと。どんな花が咲くのか、写真を付けて下さったり…愛好家なんだなぁ、と感じる方から仕入れました。
 そんなことで、例年以上に「ミックス・混合度合い」が高くなっています。花の色や形・模様。蔓が長く伸びるものもあれば、短く直立しても花が咲いているものもあります。
 子ども達もなるべく混ぜて植えたと思うのですけれど、「同じ種が4本かな?」という子もいるようです。また、面白いのは、「同じ種であれば、他に植わっていても一緒に咲く」ことです。「どの子も花も、一緒に咲く」ことはないのですが(今日で持ち帰りです)、「いろんな花があるんだね」ということは観察できると思います。
 ということは…種が採れたとしたら、来年はどんな花になるのでしょうね?同じなのでしょうか?それとも「近くに植えてあった花」の影響があるのでしょうか…
 娘の通っていた小学校では、「1年生は、2年生から朝顔の種を受け継ぐ」という行事がありました。2年生の時は、「無くさないように!」と懸命に保管していたのを思い出します。

大きなお池ができました

7月 6th, 2018 | Posted by Sato in 日々の姿 - (大きなお池ができました はコメントを受け付けていません。)
 今週後半は、何だかお天気がすぐれず、子ども達の体調も心配です。園内をぐるっと回っていたら、何やら大がかりな遊びが始まっているようです。
 聞いてみると「七夕をきっかけに、魚作りが流行っていて、それが釣り堀になりそうです」とのこと。大きなスペースは池なのですね。
 先生の話によると、「どうやって釣る仕組みを作るか」「どんな素材で池を作ればいいのか」など、子ども達の試行錯誤が始まっているようです。それこそ「遊び」というものです。パッとお金を出せば「完成品で、すぐ遊べる」ものが手に入るのでしょうけれど、自分達で一から作って行くことで、工夫していくことや試してみること、バリエーションを付けるなど「遊びの展開」が期待できます。
 もちろん、「いつの間にか萎んでしまった」ということもあり得るのですが、我々の介入次第というか、燃料の注ぎ方次第のところもあります。今後どう展開していくか、楽しみです。

じっくり見てから食べましょう

7月 5th, 2018 | Posted by Sato in 日々の姿 - (じっくり見てから食べましょう はコメントを受け付けていません。)
 年中さん、プールには入りませんでしたが、ちょうど良い塩梅で「食育すいか編」を行いました。七夕飾りで作っていることもあり、もちろん旬のものです。先生方も考えて、「ご家庭とは違う角度で触れてみよう」と、丸のままで用意しました。
 重さを量ったり(8kgありました)、触り心地や叩いて音を聞いたり…なるべく五感を通じて「まるのまま」のスイカを感じました。今年は偶々園長が「小玉すいか」を育てているので、それも見てもらいました。
 そして先生が切り分け、試食です。「皮のないほうが甘いんだよ(中心近く)」とか、蘊蓄とも感想ともとれる発言もありました。
 いま、ご家庭では「カットしてあるスイカ」を買う事が多いのではないかと思います。それは、もちろん合理的な行動です。けれど、「ホールwholeで体験する」って、いいですよね。

三段式

7月 3rd, 2018 | Posted by Sato in 日々の姿 - (三段式 はコメントを受け付けていません。)
 今日もプール日よりでした。が、年長さんは「例の行事」に向けて、2段階目の活動をしました。スケール小さい「B・P」です。色も少なく、「塗って良いのは手とか腕にしてね〜」という制限でした。
 私も始終様子を見ていたのですが、確かに最初は戸惑いがあるようでした。取りあえず自分の手を絵の具につっこんで、クリームよろしく腕に塗り広げる子。早くも「誰かにつけてやろう」と意欲満々の子。「先ずは指先から」という慎重派。確かに「普段の活動の中で、いきなりやったら叱られそう」なことです。絵の具も「指で触ってよいもの」ですし、場もブルーシートで指定されています。
 しかし、暫く見ていると、徐々に子ども達の動きが大きくなっていくのが伺えました。そして!お兄さん登場で子ども達も一気に集まります。何だか「お兄さんだったらイケル」という感じで、顔の耀きが変わった子達が何人もいました。
 そう言えば、普段でも「園長にはちょっかい出したくなる」子・タイミングというものがあるようです。友だちには少し躊躇してしまうけれど、大人だったら積極的にやってみたくなる…。どなたかが書かれていた「子どもの遊びを大人がリードしてもよい」とはこれか…と感じました。
 お兄さんは近隣の中学校から「職業体験」で来てくれている2年生。実は卒園生でもあります。「行きなよ」と声を掛けると、「イヤ今日、部活があるんで…」とのことでしたが、「これは授業だから。ホレ行っておいで」ということで飛び込んだ…ところの写真です。
 暫く時間があって、子ども達もだいぶ大きく動けたようです。終わった時には、かなりベタベタの子がたくさんいました。ブルーシートはもう灰色というか紫というか…「では、プールで洗いましょう」ということで、プール遊びの後で子ども達と一緒にジャブジャブ洗いました。普段はデッキブラシで洗うのですが、砂も落ちて一挙に綺麗になりました。最後はみんなで欄干に掛けて終了。「後片付けができた」というのは例年にないことです。
 「園児」という立場から「教育者」側を体験した彼。どんな感想を持ったか分かりませんが、子ども達の真っ直ぐな視線を受けて、「自分が関わって良かったな」と思ってくれたか否か…。
 ということで、変なところに絵の具が付いているかも知れませんが、「これも仕事だ!」ということでご容赦下さい。

プールのシーズン

7月 2nd, 2018 | Posted by Sato in 日々の姿 - (プールのシーズン はコメントを受け付けていません。)
 今年は梅雨明けが早かったようで、バッチリとプール活動を行っています。お寺の敷地内であることをさいわいに、それなりの大きさ…場所も騒ぎ声も…で行っております。
 お手伝いに来て頂いている先生にお伺いすると、「丸形の家庭用プールをたくさん出している所はありますが、こちらのプールは結構本格的ですね」とのこと。「一年中プール指導があります!」という風なアピールポイントにしている訳ではありませんが、園児数に対しても「それなりな」広さの準備ができていると思います。
 と言いますのは、幼稚園では「25m泳ごう」といった目標ではなく、「水が多少顔にかかっても気にせず遊べる」「水の中に顔が浸かっても慌てない」「水中では息を堪えることができる」などがねらいだからです。つまり、「顔を水につけて、ある程度動ける」程度の広さ。
 2年ほど前から「午前保育だけれども時間を延長」してお帰りを遅くし、時間的にも余裕が持てるようになりました。いろんな方のご意見をいただき、子ども達の様子も見ながらの決断でしたが、概ね好評であると思います。
 先程、年長組でお手伝い頂いているお母さんが、「まぁ2年間で、随分と変わるものですね」と仰っていました。年少組の頃は怖々水に入っていた子が、大声をあげて水掛けっこをしている。水鉄砲で大人を狙っている。園長に投げられても「もう一回!」と笑顔でやって来る。
 年少さんは、「疲れてお帰りにはコックリ」の子もいたようです。そんな子でも、恐らく2年後は大きく成長しているのでしょう。
 どんなドラマがあるのか、今年も楽しみです。

やったことある

6月 27th, 2018 | Posted by Sato in 日々の姿 - (やったことある はコメントを受け付けていません。)
 今日は年長さん、テラスで「水風船遊び」をしました。写真をご覧になると分かるかも知れませんが、水風船…しかも半自動で大量生産できるものです。正直、幼稚園で使うのは極めて珍しいものと思います。
 しかし、それに至るには結構なプロセスがありました。
 担任から、「園長先生、水風船で遊びたいんですけれど…」と話が来た時には、瞬時に渋い顔でした、私。でも「どうしたの?」と聞いてみると、なかなかしっかりした考えを披露してくれました。

 年長組は7月に入ると「ボディペインティング」の日があります。ブログでも取り上げたことがあるのですが、我が幼稚園において、最も開放的・あるいはダイナミックな活動です。子ども達には思い切り参加して欲しい。
 ところが、ウチの園らしいというか、恥ずかしがるとか大胆に行けない子もいる…ようやく調子が出てきた頃に終了してしまう…という話が、何年も出ていました。分かる気がします。
 そこで、「以前、似たようなことをやった」という経験があれば、当日もより楽しめるのではないか。担任は考えたのですね。
 これはよく分かります。折紙一つとっても、「2つ作りましょう」とすると、最初の作品は相当苦労したとしても、2個目は「うん、知ってるよ。やったことあるから」と、自信を持って作れるのです。こういった例は多く、「おかいものごっこ」に向けて、さり気なく籠を用意したり「釣り堀遊び」を予めしておくことがありますから。
 行事は、唐突ではなくて日常の何かの発展として行いたい。もちろん理想論ではありますが、それに近づけたい。 「分かりました。準備して下さい」ということで、先生方も張り切って準備してくれました。

 現場は、まぁ楽しそうでしたね。大きな声と弾ける笑顔が出ていました。一人一人見ると程度はそれぞれですが、「思い切りやる」という経験にはなったと思います。短時間でかなりの数を消費した訳ですが、これが「ボディペインティング」の質を高めてくれるなら、御の字です。
 ということで、またまたお母さん方にはお手煩わせでございますけれど、どうぞ子ども達の様子を見にお越し下さいませ。
 あ、「アイキャッチ画像」は年中さんのものです。水遊びって、楽しいですね。

バザー御礼 ありがとうございました。

6月 24th, 2018 | Posted by Sato in 行事 - (バザー御礼 ありがとうございました。 はコメントを受け付けていません。)

りねあの先生による力作。

 本日は、PTAのみなさんにより、幼稚園のバザーを開催していただきました。今回で第46回ということで、掛け値なしに「歴史を積み重ねてきた」行事だと感じます。本年度も「PTAみなさんで作り上げたバザー」であり、関係の皆様には心より御礼申し上げます。多分、当初の捉え方と今では変化も起きているのだろうとは思いますが、それに連れて実施するご両親・我々教職員も少しずつアップデートして対応しているのだろうと思います。
 簡単な例では、「3年前まで、先生方が売っていたのはブリックパックだった」のです。ゆえに「ブリックパックを畳んで捨てる手順書」という掲示物がありました。昨日みんなで確認して、「もう不要だ」ということで廃棄にしました。そう言えば、私が覚えている限り…古い園舎でしたが、先生方が頭に飾りを付けて「喫茶店」をやっていた覚えがあります…昭和だったでしょうか。
 私は今日、「全員の方をお迎えする」というミッションで、ずっと入口の所にへばりついていたので、実際の盛況ぶりはあまり見ることができませんでした。けれど、事前に部屋の装飾を見せて頂いたり、時折聞こえる歓声に「ああ、楽しい一日になっているようだな」と安心しました。
 それこそ時代を反映して、「手作り」と言っても相当素晴らしい出来映えの装飾や企画もあります。昔では考えられなかったのではないかと思います。けれども、保護者の方々(と職員も)で「作り上げる」バザーであることは変わりないと思います。幼稚園がひととき、ワンダーランドになったかのようでした。
 「子ども達と、楽しい一日を。私達の手で」というのがバザーの現在の姿だと思います。ご苦労されたことも多いとは思いますが、皆さんで楽しい思い出ができたのではないでしょうか。
 ケガや事故もなく、無事に過ごせましたこと、改めてみなさんに御礼申し上げます。ありがとうございました。

戸を開ける楽しみ

6月 22nd, 2018 | Posted by Sato in 日々の姿 - (戸を開ける楽しみ はコメントを受け付けていません。)
 何だかロマンチックなタイトルになりました。朝の「登園始まりイベント」では、年長さんが何人か、非常に期待してくれていて、かけ声もだいぶ自信あるものになってきました。
 さて、昨日からは「扉を開けると感じる」…本物のカサブランカが飾ってあります。玄関に絵が架けてあるのを見て、持って来て下さった保護者の方があるそうです。香りも強いのですが、玄関の空間が広いので、「扉を開けて入ると気付く」程度、丁度いい塩梅です。
 多分、「既に開いている玄関」に入っていくだけでは、香りに気付きにくいと思います。これも、「幼稚園に9時に行く!」子の楽しみでしょうか…。この時期、何だか淡い色の花が多いような気がします(アジサイやアカパンサスなど)けれど、白というのは何処にあっても映える色ですね。
 ところで、カサブランカは1970年代に作り出された品種なんですって。私の方が歳をとっているということです(笑)。

 そうそう、「ロマンチック」と言えば、「7月のうた」に「ロマンチック」という言葉が出てくる学年があります。先日それを先生が説明していました。「ねぇみんな、ロマンチックな王様って出てくるけれど、ロマンチックって、どんなことか分かるかな?」「……。」さて、先生はどう説明したでしょうか?とても彼女らしい、かわいい説明でしたよ。そして、該当学年では、子どもが尋ねるかも知れません。「ねぇお母さん、ロマンチックって、どういうこと?」と。

収穫シーズンイン

6月 20th, 2018 | Posted by Sato in 日々の姿 - (収穫シーズンイン はコメントを受け付けていません。)
 今年も野菜の収穫が始まっています。すでに年少さんは結構な量のキュウリを手に入れ、「チクッとして痛い!」とか自然と直接関わる経験をしています。
 今日は、お御堂参りのあとで、年長さんがナスの収穫をするのを見守りました。思惑としては「お泊まり会で食べようね」なのですが、すでに熟した実がたくさんできています。ナスもまた、ヘタにトゲがあるんですよね…何気なく手を伸ばす子を見ると、ちょっとドキドキします。
 ナスを生で食べる機会、幼児に多くはないだろうと思います。「浅漬け」にはしていますが、今後どのような出し方をするのか、先生方も思案中のようです…ぬか漬けって難しいのかな?
 枝豆も実が付き、膨らんできました。食べ頃を迎えたら、一気に収穫〜茹でて〜食べたいと思います。
 年中さんのサツマイモですが、だいぶ元気に葉と茎を伸ばし始めました。出始めると勢いが凄いですし、収穫後も縄跳びにして遊んだりもできます…けれど「時間がかかる」もの。それに付き合うのが、大切な経験だと思います、野菜について。
 ちなみに今日は「浄称堂の傷薬」として紹介されている話をしたのですが、出典不明です。和尚さんとカッパのやりとりなのですが、和尚さんがキッチリした方で、「その薬が本当に効くのか、自分の身体で試してみなさい」とか、「心は優しいけれど抑える点は厳しい」感じ。「坊さんとは、自分の価値観だけではないく、仏教を学んで実践している故に信頼され尊ばれる」のだろうな…と身につまされたり自省の念を生じたりします。